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小雀物語 の商品レビュー

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2011/07/19

「これは、人間と小鳥とのあいだに、何年にもわたってつづいた親しい友情の物語であって、愛玩物の物語ではありません。」(自序より)同じく自序にあるウォルター・ド・ラ・メアの辞も、なんとも人を惹きつけます。ああ、小雀物語、小雀物語、…!最初に読んだのは、昭和31年(新潮社)に連なるもの...

「これは、人間と小鳥とのあいだに、何年にもわたってつづいた親しい友情の物語であって、愛玩物の物語ではありません。」(自序より)同じく自序にあるウォルター・ド・ラ・メアの辞も、なんとも人を惹きつけます。ああ、小雀物語、小雀物語、…!最初に読んだのは、昭和31年(新潮社)に連なるものか、と思われる。あまりにも懐かしくてこの版を手に入れたが、今読み返してみて、やっぱり感涙、憶えておいてよかった。新訳『ある小さなスズメの記録』(梨木香歩による)が出ています。そちらにしようかと思ったのですが、私にはどうしても「小雀」という言い方が忘れられなくて。鳥に詳しいとは、とても言い難い私です。だけど、雀はいつ見かけても、見つめ続けて飽きない。以前、ネコジャラシ(のような穂を付けた植物)の草むらで、大騒ぎしながら無邪気に遊んでいる(ように見えた、絶対にそうだったと今も信じている)雀の群れを見たときのことも忘れられません。…ちょっと脱線しましたが、雀の物語、一羽の雀と人との物語、「戦時下の人の心」の物語でもあるこの一篇、何枚かのモノクロ写真を眺めるためだけにでも、私にはじゅうぶん価値があります。私には、これがあればいいかな、新訳も手に取って迷うけれど、とりあえずまずはこれを手元に。

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2010/06/22

もう何年も前に読んだ本で今は手元にはないけど孤独なイギリス人の女性と、小雀のお話。いくつかの挿入された写真もすてきです。

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2015/11/25

第二次世界大戦下のイギリスで老婦人が 子すずめを拾い、その生涯を看取るまでのお話。 生きものに優しくできる人はすばらしい。

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2009/10/04

こんな雀が、第二次大戦中のロンドンに、本当にいたの?あなたも、この不思議な小雀に、きっとひきつけられ、最後はちょっとウルっときます。

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