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第二の銃声 の商品レビュー

3.6

7件のお客様レビュー

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2016/02/15

ロジャー・シェリンガム・シリーズ。 バークリー作品を読むのは五作目。 五作目ともなると、身構えてしまって、純粋な気持ちで物語を楽しめなかったのは残念。 ロジャーの大ファンからすると、ロジャーが登場しない前半も物足りない。 それでも二転三転…四転五転六転くらい様相を変える物語は魅...

ロジャー・シェリンガム・シリーズ。 バークリー作品を読むのは五作目。 五作目ともなると、身構えてしまって、純粋な気持ちで物語を楽しめなかったのは残念。 ロジャーの大ファンからすると、ロジャーが登場しない前半も物足りない。 それでも二転三転…四転五転六転くらい様相を変える物語は魅力に溢れる。 「探偵小説はもっと洗練されなくてはならないのだ」と書かれる序文も熱い。 永く読み継がれるべき名作というのは間違いないはず。

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2016/02/14

1930年に書かれて、恐らく1994年の翻訳。とてもそんな昔に書かれたとは思わない。。と思ったものの、翻訳が最近という事で現代風に訳したのかも。てか今の日本人が読むなら今どきに訳してくれた方がありがたいよなぁ。そうすると情緒が薄れるとかあるんかな。 まぁそれはさておき登場人物の印...

1930年に書かれて、恐らく1994年の翻訳。とてもそんな昔に書かれたとは思わない。。と思ったものの、翻訳が最近という事で現代風に訳したのかも。てか今の日本人が読むなら今どきに訳してくれた方がありがたいよなぁ。そうすると情緒が薄れるとかあるんかな。 まぁそれはさておき登場人物の印象が目まぐるしく変わりまくって、そりゃ作者の意図なんだろうけど、これが最後の最後まで惹きつけられる理由かも。 というかここに描かれるイングランドの昔って今よりずっと結婚とかに対してオープンというか、ちゃちゃっとやるというか。それが良いかどうか分からないけど、今の日本はものすごく結婚が重いものになってしまっていて、それもそれでどうなんかなーとか思った。あんま本作と関係ない話だった。

Posted byブクログ

2015/11/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

解説を読むために図書館に駆け込む。 ついつい二度目に手を出して、ついついまたしても読み込んでしまっている。 文庫の時は☆三つだったのに増える。 再読に耐えうる作品だってことなんでしょうか? 街ゆく人を見て、たまたま若い子だったりするとふと、「あ~この人はまだ『第二の銃声』に出会ってないんだろうな」とか「この人は『第二の銃声』に出会わずにこれからも生きるんだろうな」とか考えてしまう。 どれだけこの本は私に影響を及ぼしてるんでしょうか・・・

Posted byブクログ

2012/04/08

イギリス(だったか)郊外の家、お上品を気取る登場人物、 ひとつの殺人を巡るミステリ。 「つまらないー」と読んで、 最後の最後の最後の最後でとても面白く感じました。 手法も趣向も古典的だけれど、 転換は鮮やかというより他なかったです。

Posted byブクログ

2011/02/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ロジャー・シェリンガム・シリーズ 探偵作家ジョン・ヒルヤードの妻エセルに招かれヒルヤードの屋敷にやってきたシリル・ピンカード。ヒルヤード家で養育する女性エルザに付きまとうエリック・スコット・デイヴィスを追い払うように依頼される。シリルの他に招かれたエリックの従姉妹アーモレル、エリックとの噂のある元女優シルヴィア・ド・ラヴェルと夫ポール。エルザとエリックの間に割って入るシリル。発表された婚約。ヒルヤード家の推理ゲーム。被害者役のエリックの死。犯人役となったシリルにかかる容疑。シリルのはなった空砲と2発の銃声。銃声当時の各人の居場所。シリルの要請でやってきたロジャー・シェリンガム。シリルとアーモレルの恋。 船橋図書館

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2009/10/07

8月14日読了。「このミステリーがすごい!」1996年度海外編の第5位、総合でも第5位の作品。「動機」と「機会」は十分・「証拠」だけが存在しない登場人物たちの中で起こる殺人事件・・・。導入部は普通だが、偏屈な主人公の一人称の独白・徐々に明らかになる登場人物たちの内面が加速するよう...

8月14日読了。「このミステリーがすごい!」1996年度海外編の第5位、総合でも第5位の作品。「動機」と「機会」は十分・「証拠」だけが存在しない登場人物たちの中で起こる殺人事件・・・。導入部は普通だが、偏屈な主人公の一人称の独白・徐々に明らかになる登場人物たちの内面が加速するように面白くなってくる。中盤から終盤にかけての展開の意外な展開・プロットが実に面白い!全編に漂うどことなくのどかな、古きよき英国的ムードも楽しめた。

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2009/10/04

意外な犯人と動機、変わった手口。時代が経っても読むに耐える名作。構成が似ている例の作品よりもよくできている。バークリーという作家を見直した。

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