寄り添って老後 の商品レビュー
旦那様との日常を静か…
旦那様との日常を静かに大切にされる姿に、日々丁寧に暮らそう、と頭をたれる思いになります。
文庫OFF
20161130読了 1994年発行。明治生まれの沢村貞子さん、最後のエッセイ、になるのかな。夫婦ともに80歳を超えた最晩年の心境を綴ったもの。巻末には夫の大橋さんが「寄り添って死後」という題であとがきを添えている。そのまた後に、沢村さん自身による「またのあとがき――夫を偲んで」...
20161130読了 1994年発行。明治生まれの沢村貞子さん、最後のエッセイ、になるのかな。夫婦ともに80歳を超えた最晩年の心境を綴ったもの。巻末には夫の大橋さんが「寄り添って死後」という題であとがきを添えている。そのまた後に、沢村さん自身による「またのあとがき――夫を偲んで」。
Posted by
東京の下町に住んでいた夫婦が、 海の見えるところで のんびりして、 幕を おそろうと決意して、引っ越しする前後。 「いくらもない人生だからね、どこか、海の見えるようなところでのんびり暮したいなあ、そうすりゃあ、つまらない欲や見えもなくなって、ごく自然に幕をしめることができるよう...
東京の下町に住んでいた夫婦が、 海の見えるところで のんびりして、 幕を おそろうと決意して、引っ越しする前後。 「いくらもない人生だからね、どこか、海の見えるようなところでのんびり暮したいなあ、そうすりゃあ、つまらない欲や見えもなくなって、ごく自然に幕をしめることができるような気がする」 あいかわらず さわやかな風が 吹いている。 老いていくことに 向き合い たんたんと 受け入れる。 その 老いることが 静かにすすんでいく。 こんなふうに つながり 信頼しあい そして あの世でも あおうね。 という 確かなものが なんともスゴイのだ。 平成元年(1989年)に 女優を引退。 平成2年(1990年) 海の見えるところに 引っ越し。 平成3年(1991年)11月に出版された。 1994年 夫 大橋恭彦 死去。 1996年 沢村貞子(満87歳) 逝去。
Posted by
この本も昨年の秋ごろにブックオフにて購入。 俳優として、おばあさん役が多かった記憶。 エッセイも、たくさん書いておられたんだ。
Posted by
寄り添い、いたわり合う・・そんな夫婦になりたい。終盤、涙が出てしまった。粋で素敵な沢村貞子さんのエッセイ
Posted by
- 1