ダック・コール の商品レビュー
自身の生き方、究極の…
自身の生き方、究極の男を追及する、著者のこだわりが伝わる本である。一群の作品は最も純粋な形でのハードボイルドと言えるだろう。
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鳥をモチーフにした6…
鳥をモチーフにした6つの物語。個人的には「密猟志願」の中途半端なアウトドアマンの中年男性と、都会の野性児風の少年との友情に気持ちが熱くなってしまった。他の5編も秀作揃い。いずれも純粋だが器用に生きられない人々のひりひりするような孤独感が感じられる。
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ハードボイルドなのに…
ハードボイルドなのになんとも美しい短編集です。心に染み入る感じがたまらなく心地いいです。
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鳥にまつわる短編集。…
鳥にまつわる短編集。それぞれ渋く、かっこいい男の物語で、しびれる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ダックコール 自然の中に生きる。 蔦屋書店の鳥コーナーで発見。ジャケ買い。蔦屋書店に住みたい。 短編集だと思わずに読み進めたから、最初は構成がわからなかった。 もう少しポップな物語(ペットとしての鳥と人間の愛の物語的な、、)を想像していたけど、全然違った。 自然の中で生きる鳥と、そこにまつわる人間の物語。 ・望遠 おちゃめすぎるよ! 若造一人に重大任務を任せる上司たちも上司たちだけど。 映像作品の目玉のシーン。一発撮りでチャンスは一回。森の中で迎える朝日を撮る重大任務。 その緊迫感と、珍しい鳥を見つけた驚きや嬉しさのようなものが対照的に際立っていて面白い。 鳥を見つけたことの純粋な驚きや喜びが手に取るようにわかる。 そこで、仕事を放ったらかして、そのカメラで鳥を撮るという行動がおちゃめ。羨ましい。若さゆえ? ・パッセンジャー 衝撃。軽い気持ちで手に取った小説だったので、まさかこんなにも狩猟の対象になっている鳥の物語を読むことになるとは。 そして実際、人間による大量虐殺によってリョコウバトは絶滅してしまったというから恐ろしい。 狩猟という単語は馴染み深いのだけれど、想像していたよりも残虐でショックを受けた。 ・密猟志願 一番ポップ。 自然の中で育った狩猟上手な少年と、癌を2回克服しリタイアしたサブカルチャー&命名好きなおじさんのお話。 おじさんを始め、物語に出てくる登場人物みんなキャラが立っていた。 少年に出会ってから楽しいことや良いことづくしで幸せそうだったから、誰か死んでしまうんじゃないかと思ったけどそんなことはなかった。少年がいなくなってしまったのはおじさんにとってはとても悲しい出来事だったろうけど。ひとときの夢。 ・ホイッパーウィル 一番好き。 ハードボイルドとはこのことらしい。あまりにも非日常が味わえて新鮮だし、かっこよくて面白い。山岳小説に引き続き、虜になりそう。
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1991年第4回山本周五郎賞 小説も稲見さんも初読 いなみいつらさんとお読みする 1994年に癌のため亡くなっている 趣味が猟銃だったそうで 6話の短編からなる一冊ですが 各短編に野鳥が象徴的に登場する “まれに見る美しさを持った小説”と評されていた 私は全く予備知識なしで...
1991年第4回山本周五郎賞 小説も稲見さんも初読 いなみいつらさんとお読みする 1994年に癌のため亡くなっている 趣味が猟銃だったそうで 6話の短編からなる一冊ですが 各短編に野鳥が象徴的に登場する “まれに見る美しさを持った小説”と評されていた 私は全く予備知識なしで読み始めたので 小説の流れがわからなくて、途中で解説を探した もう古い作品ですから ネタバレと言っても 構成の部分を覚書程度に プロローグで ちょっと仕事に疲れた青年が 川のほとりで雨にあい、近くにいた男性も 自分の車に誘う その男は不思議な佇まいで石に野鳥を描いていた 青年はその絵の見事さに心打たれる で、ここで多分長い眠りに入る感じ そして、短編が始まる イメージとしては その石の鳥たちから出る物語 現代あり 海外あり 少年あり と パターンを変え作者の幻想的なでもリアルな 自然の物語が繰り広げられる レイ・ブラッド「刺青の男」に着想しているとのこと、ですが、その作品を全く知らないの
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その目には誇りのごとき鳥がいる/これは男性の琴線に触れるタイプなんではないかという気がする/プロローグの石に描かれた鳥のエピソードで引き込まれた/この早朝しかないという写真を撮ろうとするカメラマン助手の前にめったに見られないシベリヤ・オオハシシギが現れる/猟師のサムは美しいハトの...
その目には誇りのごとき鳥がいる/これは男性の琴線に触れるタイプなんではないかという気がする/プロローグの石に描かれた鳥のエピソードで引き込まれた/この早朝しかないという写真を撮ろうとするカメラマン助手の前にめったに見られないシベリヤ・オオハシシギが現れる/猟師のサムは美しいハトの大群と出会い大変な目に遭う/密猟に憧れつつも失敗し続ける男の前に密猟の上手い少年ヒロが現れ弟子入りさせてもらうことになった/ケンは保安官の依頼で三人の脱獄囚を追跡することになった。オーキィとの邂逅がとろけるようにカッコいい/デコイの「俺」と少年ブン。 【一行目】川の流れに手を入れた時だった。ああ、この夏も終るな、とぼくは感じた。水が冷たかったのだ。九月の初めの、遅い午後だった。 読んだのは単行本です。
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男が心に古郷を作るみたいな(解説で「原風景を獲得する」って書かれていた。そっちの方が言葉のチョイスとして良いね)、そんな感じの短編集。 野鳥の描写が素晴らしくて、特にコガモの着水など風景としての美しさとコミカルさがこんなに少ない言葉で表し切れるのかと驚いた。リョコウバトの話が青い...
男が心に古郷を作るみたいな(解説で「原風景を獲得する」って書かれていた。そっちの方が言葉のチョイスとして良いね)、そんな感じの短編集。 野鳥の描写が素晴らしくて、特にコガモの着水など風景としての美しさとコミカルさがこんなに少ない言葉で表し切れるのかと驚いた。リョコウバトの話が青い鳥要素もあって物悲しくて特に良かった
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ハードボイルドであり冒険小説であり奇妙な小説でもある本書。ただ統一されているのは「鳥」にまつわる話で固められた物語であるということだ。著者の稲見一良さんがそうだったためか狩猟や自然にまつわる描写が丁寧で丹念。ある青年が出会った不思議な石を書く男性。彼の描いた石(鳥の絵)から物語が...
ハードボイルドであり冒険小説であり奇妙な小説でもある本書。ただ統一されているのは「鳥」にまつわる話で固められた物語であるということだ。著者の稲見一良さんがそうだったためか狩猟や自然にまつわる描写が丁寧で丹念。ある青年が出会った不思議な石を書く男性。彼の描いた石(鳥の絵)から物語が飛ばされていく。鳥という生態を通して生と死をまざまざと見せつけてくる。良かったのは「ホイッパーウィル」脱獄囚の狩りを頼まれた主人公をハードタッチで描く。これがたっぷりと読ませられた。
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ちょっと文体(〜た。の連続)と作風が自分の好みに合わず、途中から流し読みになってしまいました。 東西ミステリーベスト100ランクインの本作なんだけど謎解きと言うよりハードボイルドです。 妻と言うか女性の扱いがちょっとカワイソウかな。 描写に鮮やかさを感じさせる部分はあると思い...
ちょっと文体(〜た。の連続)と作風が自分の好みに合わず、途中から流し読みになってしまいました。 東西ミステリーベスト100ランクインの本作なんだけど謎解きと言うよりハードボイルドです。 妻と言うか女性の扱いがちょっとカワイソウかな。 描写に鮮やかさを感じさせる部分はあると思います。
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