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東京下町殺人暮色 の商品レビュー

3.3

126件のお客様レビュー

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2012/10/23

エンターテインメントの佳作。 しかし宮部みゆきは子供の使い方が上手い。 生意気にならぬよう幼稚にならぬよう、すれすれのところでキャラクターを生かし切っている。 この作品もご多分に漏れず。

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2012/10/07

事件の真相や動機、またその解決は、やや練りすぎというか複雑にしすぎた感があるのだけれど、刑事である父と中学生の息子が、別々の形で事件の真相に迫っていくというスタイルがよかった。中学生の子供が?という現実味の有無は別として、事件の真相にも親と子というテーマが含まれているので、双方か...

事件の真相や動機、またその解決は、やや練りすぎというか複雑にしすぎた感があるのだけれど、刑事である父と中学生の息子が、別々の形で事件の真相に迫っていくというスタイルがよかった。中学生の子供が?という現実味の有無は別として、事件の真相にも親と子というテーマが含まれているので、双方から捜査していること自体が伏線のようになっているように感じる。家政婦のハナさんが人情厚く、知恵袋のような人でとっても魅力的、この作品を一気に温かくしてくれる存在。

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2012/08/02

最後もうちょっとすっきりしてほしかったかな。でも仕方ないか、重いものを軽くはできないよね。家政婦さんみたいなひとを知り合いに欲しいです。

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2012/07/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「ごめんという気持ちがあれば、警察が要らな いことはいっぱいある。」 ホントそうなのかもな~って思った。 どうやったら心って強く良くなるんだろ?って子育てしてる身としては 少年犯罪とか、心の弱い人の話を読むといつも思ってしまう。 心の強い良い少年、心の弱い悪い少年。 そして心の強い肝の座った年配の方々。。。 特に家政婦のハナさん、強すぎでしょ。

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2012/06/07

「ごめんという気持ちがあれば、警察がいらないことはいっぱいある」など、あたたかい言葉がたくさん。事件そのものはやるせないんですけどね。

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2012/05/16

宮部先生の作品、特に現代ものは、中学生くらいの頭のいい大人しい男の子が主人公になることが多いというのは常識ですが、これもその一つ。父親が刑事というのも面白さの一つの要素。これも定例。

Posted byブクログ

2012/05/06

主人公の少年、その父親で捜査一課の刑事、この二人(父子家庭)の家政婦のおばあさん・・この3人が事件を解決して行く。家政婦のおばあさんというのは、ほんとお見通しなんですねー。

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2012/04/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

≪ストーリー≫ ある町の川で、女性のバラバラ遺体が発見された。 その捜査に当たることになった刑事・八木沢道雄は若手刑事の速水と組んで捜査を始めた。 そんな頃、道雄の一人息子・順は友人の後藤慎吾から面白い情報を聞く。 近所の篠田東吾という画家の老人の様子がおかしいと言う噂だ。 なんでも彼の家に入って行った女性が、二度と出て来なかったらしい。 順は話半分で聞きながら、そのことを家政婦のハナにだけは話しておいた。 道雄は離婚していて、順には母親がいないのだ。 その夜、順の家に一枚のメモが投げ入れられた。「しのだとうごは ひとごろし」と書かれていた。 後日、捜査本部に犯人から手紙が届いた。その手紙の筆跡が、順に届いた手紙と似た筆跡だったのだ。 それを知った順は、篠田邸に出向いて様子を探ることにする。 しかし、それを篠田東吾に見つかってしまい、咄嗟に東吾の代表作「火炎」が見たいのだと嘘をつく。 東吾はとても人殺しとは思えない、心優しい老人だった。 消えた女性の噂も、実は娘さんだということも分かった。 そんな時、順は篠田邸を見つめる怪しげな女性を見つける。 その彼女が順に言った言葉…「去年マリエンバードで会ったわね」…ある映画の題名だ。 彼女が、手紙の差出人なのだろうか。 そして数日後、バラバラ遺体の一部が、篠田邸の前に置かれていたのだ。 道雄は篠田東吾と関係のある若い女性を探し出すことにした。 その中で浮かび上がって来たのは、東吾にモデルを志願してきた相沢めぐみという女性だった。 東吾の秘書・才賀の息子・英次の元ガールフレンドだと言う。 そしてめぐみと、めぐみと同じ女性団体に所属していた浮田聡子という女性も行方不明になっていると判明する。 そしてバラバラ遺体が見つかった場所は、すべてその女性団体に寄付をしていたということも。 そんな中、篠田邸で才賀が集めているというマッチの中に「シネマ・パラダイス」という物があった。 映画…あの謎の女性のことを思い出し、気になった順はハナと共にそのバーに出向く。 そして中川安奈という常連客が例の女性だと目星をつけて、安奈のマンションを訪れた。 そこには、安奈の他に少年が3人いた。彼らが、女性2人を殺した犯人だった。 事件の顛末はこうだ。相沢めぐみは、芸能人になりたいという一心から東吾のモデルになりたいと思っていた。 しかし、その申し出を才賀英次は断った。そんな英次に、めぐみは迫った。 「もしモデルにしてくれないなら、あんたに強姦されたって言ってやる」 そんなもめごとの最中に、ある少年不良集団が通りががって絡んできた。それが、この少年たちだ。 彼らはめぐみを連れ去った。それを、英次は見捨てた。 めぐみを殺した少年たちは、あろうことか英次をゆすり始めた。 彼女を見捨てたとばらされたくなかったら、5千万払えと。 将来弁護士になる予定の英次は焦った。そして、父親である才賀に相談し、金を払うことにした。 そんな中、めぐみと親しかった浮田聡子が英次を疑い始めたため、少年たちは彼女も殺した。 死体をバラバラにしてまき散らしたのは才賀で、息子とはかけ離れた犯人像を作り出すためだった。 そして、今日これから残りの金を全額受け渡すのだと言う。 その受け渡し場所に向かった少年たちと、順たち。 しかし、実は才賀はそこで少年たちを全員殺してしまって罪を着せようと考えていた。 才賀の目論見を、すんでのところで止めた順とハナ。 実は、才賀の父親は東吾の命の恩人で、東吾もこの事実を知っていたのだった。

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2012/02/17

2006年5月24日も読み終わっていたので、その時の感想。 宮部みゆき氏の作品の中でも、 私の好き度が高い話。 基本的に、 出てくるキャラクターがどれも好き。 少年は少年で、 親父は親父。。。 皆、自分の立場を理解しながら、 共存してるって感じが、 押し付けがましくなく...

2006年5月24日も読み終わっていたので、その時の感想。 宮部みゆき氏の作品の中でも、 私の好き度が高い話。 基本的に、 出てくるキャラクターがどれも好き。 少年は少年で、 親父は親父。。。 皆、自分の立場を理解しながら、 共存してるって感じが、 押し付けがましくなくて、好きなのかも。

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2012/01/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

警察官である父とその息子が違った角度から ひとつの事件を追いかける話。 家政婦のハルさんの言葉が妙にしみた。

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