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近代フランス民衆の「個と共同性」 の商品レビュー

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2012/02/01

1月9冊目。多分1月の中で一番しんどかった本。これを書評したのだが、まぁ難しい。内容としては、近代フランス、19世紀前半のフランスの中で、共同性の中(アソシアシオンというサークルや職人組合)に、読み書きを習得した個が誕生し、そこからまた新たな絆を作っていくというのが論点。対象は職...

1月9冊目。多分1月の中で一番しんどかった本。これを書評したのだが、まぁ難しい。内容としては、近代フランス、19世紀前半のフランスの中で、共同性の中(アソシアシオンというサークルや職人組合)に、読み書きを習得した個が誕生し、そこからまた新たな絆を作っていくというのが論点。対象は職人層を中心とした民衆階層でである。しかし、どうして19世紀フランスが特殊であったのか、あるいはこの時期になぜ「個」が共同性の中から誕生していったのかは議論が不十分であるように思われる。が、18世紀から19世紀にかかけての共同性の変化、そこから生まれてくる「個」の過程はわかりやすかった。

Posted byブクログ