宇宙のみなしご の商品レビュー
子供らしい旺盛な好奇心と、自分の行動を冷静に判断する醒めた視点を併せ持つ、中学二年生の主人公・陽子が魅力的に描かれています。 悩みや困難に直面しても、自分らしさを失わずに真っ直ぐに突き進む姿の潔さと、繊細な心の揺らぎが、ごく自然に表現されているところも良いですね。 タイトルが...
子供らしい旺盛な好奇心と、自分の行動を冷静に判断する醒めた視点を併せ持つ、中学二年生の主人公・陽子が魅力的に描かれています。 悩みや困難に直面しても、自分らしさを失わずに真っ直ぐに突き進む姿の潔さと、繊細な心の揺らぎが、ごく自然に表現されているところも良いですね。 タイトルが持つ意味には厳しさも含まれますが、シンプルな言葉で紡がれるメッセージは、きっと世代に関係なく多くの方の胸に響くのではないでしょうか。
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読みやすい。 と、思ったら、児童文学だった。。 でも、奥深い。 わたしたちは、みんな宇宙のみなしご。 つらい時は、自分ひとりで戦わなければならない宇宙のみなしご。 深いな。。。 人は、ひとりでは生きて行かれないけれど、本質は、ひとりで立たなきゃいけないのが人生だからな。 ...
読みやすい。 と、思ったら、児童文学だった。。 でも、奥深い。 わたしたちは、みんな宇宙のみなしご。 つらい時は、自分ひとりで戦わなければならない宇宙のみなしご。 深いな。。。 人は、ひとりでは生きて行かれないけれど、本質は、ひとりで立たなきゃいけないのが人生だからな。 自分の足で自分で立つ。 ふかい。。。
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なんと、深夜に人んちの屋根にのぼることにハマる姉弟。どーなるの?!と不安になりながら読了。 中学生のときに、森絵都さんの本が読めていたら、よかったなぁ~としみじみ。 『宇宙のみなしご』=タイトルの意味が最後にわかりました。
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母に図書館から借りてきて貰い、読んでみました 最初読み始めた時は「これ一体どういう話になるんやろ」と思っていたけれど、途中からやめられなくなってきて1時間位で読み終わりました。 超単純に説明するなら、ずばり屋根に登る話。 でもその遊びを通して大切なものを手に入れることができた...
母に図書館から借りてきて貰い、読んでみました 最初読み始めた時は「これ一体どういう話になるんやろ」と思っていたけれど、途中からやめられなくなってきて1時間位で読み終わりました。 超単純に説明するなら、ずばり屋根に登る話。 でもその遊びを通して大切なものを手に入れることができた四人の中学生の話です。 最後の屋根の上のシーンは感動しました。 涙腺崩壊とまではいかないけど、じわり みたいな ただし、ちょっとした笑えるところがかなりあって公の場(電車内とか学校とか)で読むのは周りから変な目で見られると思うのでおすすめしません^^
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森絵都さんのお話はあまり読んだことがなかったのですが、6年生の教科書に森さんの他のお話が載っていたのでこちらを読んでみました 中2の陽子と中1のリンの姉弟は屋根に登る遊びを考え付く しかも人の家の屋根,,, 友だちとの関係や学校、家のこと 焦燥感やら惰性やら色々なことが混じりあ...
森絵都さんのお話はあまり読んだことがなかったのですが、6年生の教科書に森さんの他のお話が載っていたのでこちらを読んでみました 中2の陽子と中1のリンの姉弟は屋根に登る遊びを考え付く しかも人の家の屋根,,, 友だちとの関係や学校、家のこと 焦燥感やら惰性やら色々なことが混じりあう感情の表現が上手ですね 夏休みが明けたら辞めていた担任のすみれ先生の言葉がとてもいい 短い間だったけど、そんな先生に出会えたのはとても貴重だなと
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再読。というか、今まで何度読んだかわからない。 それなりに重いテーマを取り扱っているのに、ユーモア溢れる小気味良い文章に、何度もくすりとさせられてしまう。 初めて読んだのは、小学4年生の頃。 学校が世界の中心だった私は、この本に何度も助けられた。 だがそれは、社会人になった今でも...
再読。というか、今まで何度読んだかわからない。 それなりに重いテーマを取り扱っているのに、ユーモア溢れる小気味良い文章に、何度もくすりとさせられてしまう。 初めて読んだのは、小学4年生の頃。 学校が世界の中心だった私は、この本に何度も助けられた。 だがそれは、社会人になった今でも同じ。 大切なことはきっといくら歳を重ねても変わらない。 読む度に新しい何かに出会える、宇宙のみなしご。 今までも、そしてこれからも、きっと永遠に私の好きな本No. 1!
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地元の秋祭のとき、図書館でリサイクル本として無料で配布されていた本。 今日の行きと帰りの電車の中だけで読了した。軽く読める青春小説。 中学生の気持ちをいやみなく上手に表現してあり、いいなと思った。
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内容(「BOOK」データベースより) 真夜中の屋根のぼりは、陽子・リン姉弟のとっておきの秘密の遊びだった。やがて、思いがけない仲間がくわわって… 名作がとにかく多い人です。近作の「みかづき」では、青少年向けをはるかに超えたとこまで行きました。本当に素晴らしかった。 翻って最初...
内容(「BOOK」データベースより) 真夜中の屋根のぼりは、陽子・リン姉弟のとっておきの秘密の遊びだった。やがて、思いがけない仲間がくわわって… 名作がとにかく多い人です。近作の「みかづき」では、青少年向けをはるかに超えたとこまで行きました。本当に素晴らしかった。 翻って最初期のティーン向けの本ですが、おじさんになった私も、この友情にはくっとこみ上げるものがありました。
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アニメ化や映画化で中高生にも馴染みのある作家、森絵都の初期作品。20年以上読み継がれています。軽快な文章で読みやすく、本が苦手な子も、等身大の登場人物に共感しながら一気に読めます。ラストは、題名のもととなるすみれ先生の言葉が優しく響き、そっと背中を押してくれる、そんな本です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
以前、高校生の時に読んだことのある本。 深夜に他人の家の屋根に上る、そんな遊びが今まで話をしたことがなかったり、クラスでいじめられてる同級生との関わりを作っていく。 人間一人で生きていくからこそ、時々休める友達が欲しい。 友達、場所、家庭とか…、欲しいね。
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