吉宗と享保改革 の商品レビュー
2020年6月読了。 158ページから足高の制についての記載。 「相当家禄と就任者の家禄との差額を全額支給する」のが、この給与支給制度のポイントだが、大岡忠相以外にはどんな「抜擢」事例があり、どんな効果があり、運用がされていたのか、この制度の全容を知りたい。
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1994年刊行、著者は徳川林政史研究所所長。 「貧農史観を見直す」「鎖国」「田沼意次の時代」など、血著者は、近世史・江戸時代史において、教科書的な解釈に対するアンチテーゼ的な書を数多く執筆している。 中でも、元禄から享保、天明期までの著作が多いが、本書は、その中でも特に著名な徳川吉宗。江戸幕府中興の祖が行った政策を好意的視点で解説する。 著者いわく、幾つか刊行してきた江戸時代中期の概説書の区切りとなるべき書らしい。 ただし、貨幣政策・物価政策に関しては不足かもしれない。
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