熱気球殺人事件 の商品レビュー

デビッド・オズボーン(著者),山岡訓子(訳者)

2014/07/03

原題をこんな陳腐なタイトルにしちゃうなんて、と思ったけど、原題もそんな大した題ではなかったのだ。（失礼） 海外ミステリって大抵「Muder～」「～Murder」だもんね。しかし、気球のシーンはごくわずか。
20年前に出版されたこの本を読み返してみたら、章の最後の煽り文句（？）が意外と多いことに気づく。ミステリも時代と共に流行や書き方の変化があるのだよね、と今更。
ハラハラ度もなかなかだし、変にひねったりしないストレートな筋立てが楽しめるのが、昔のミステリの良いところ。