さんせう太夫考 の商品レビュー
漂泊する芸能民にとっての心の拠り所としての説経節。死と蘇生の物語は母子神信仰とも重なり、芸能による救済を民衆に説いた。
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「クリエイティブ脚本術」を読んだ後にこの本を読んで、「クリエイティブ~」で書かれていたことが、日本の説教節の物語郡においても説明できるものであると知り、非常に興味深く感じた。またこの作者の説話ものについての言及についても創作を考える際に非常にためになるものだった。時間があればまた書き込みたい。
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平凡社ライブラリー版は、1994年刊行。1973年に平凡社から刊行された単行本の文庫化、とのこと(大扉裏の注記に依る)。 平凡社からは、同じ著者による『さんせう太夫考 続』(平凡社選書56)が、1978年に刊行されている。
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