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クリスマスの猫 の商品レビュー

3.9

15件のお客様レビュー

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2015/02/20

生まれ育った環境は違うけれど、子どもながらに「守らなきゃいけないもの」をちゃんと判っている少年少女が、冷え切った大人たちの心をも揺り動かしていく。痛快なクリスマス童話。 何といっても、上流階級育ちで気が強い女の子(主人公)が可愛くて頼もしい! おてんばな少女時代を経て、素敵な伴...

生まれ育った環境は違うけれど、子どもながらに「守らなきゃいけないもの」をちゃんと判っている少年少女が、冷え切った大人たちの心をも揺り動かしていく。痛快なクリスマス童話。 何といっても、上流階級育ちで気が強い女の子(主人公)が可愛くて頼もしい! おてんばな少女時代を経て、素敵な伴侶を得、いたずら心を忘れないおばあちゃんになるって、理想的な「女の子の一生」って感じ。 視覚的に印象深いシーンも多く、絵を見るように読む物語でした。

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2012/11/11

老婦人が孫に語って聞かせる物語。という設定が、良い。誰しも年をとる。誰しも若い頃がある。子どもの頃は、それが当り前であることを知ってはいても、実感することは難しい。 でも、想像してみてごらん。自分の祖父母たちが、自分たちと同じような子どもで、ドキドキハラハラする冒険をしていたとい...

老婦人が孫に語って聞かせる物語。という設定が、良い。誰しも年をとる。誰しも若い頃がある。子どもの頃は、それが当り前であることを知ってはいても、実感することは難しい。 でも、想像してみてごらん。自分の祖父母たちが、自分たちと同じような子どもで、ドキドキハラハラする冒険をしていたということを。それは、両親を想像するよりは易しいかもしれない。

Posted byブクログ

2011/07/19

1934年のイギリス。上流階級の女の子・キャロラインが、牧師の叔父さんの家でクリスマスを迎える・・というお話なんだけど、階級の落差がくっきりと色分けされていて、これは今もそうなんだろうか。それとも、第一次世界大戦前だということを思えば、かなりの昔のお話なわけだから、今のイギリスは...

1934年のイギリス。上流階級の女の子・キャロラインが、牧師の叔父さんの家でクリスマスを迎える・・というお話なんだけど、階級の落差がくっきりと色分けされていて、これは今もそうなんだろうか。それとも、第一次世界大戦前だということを思えば、かなりの昔のお話なわけだから、今のイギリスは違うんだろうか・・、なんてことが一番気にかかってしまった。ストーリーとしては、人のいい牧師さんである叔父さんが性悪の家政婦さんのおかげで町の人たちと仲良くできなかったり、ピンはねをされていたり、という事態を姪っ子の活躍によって助けられ、楽しいクリスマスを迎えることができた、という明るいお話・・のはずなのだけど、貧富の差、雇用者と使用人の間にある越えられない溝、が背景としてあまりに当たり前のこととして描かれているのが辛かったかな。ただ、お祖母ちゃんとなったキャロラインが自分の子どものころの冒険談を孫に語るという形式で、しかも、その冒険のおかげで何を手に入れることができたか、というサプライズまで読者に用意されているところが嬉しかった。(#^.^#)

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2009/10/04

 きっと、この物語は「生まれた子猫と子どもたち」のシーンのために書かれたんじゃないか、と思う。でもちょっと違和感を覚えてしまうのは、読み手である私と宗教に関する問題があるからかも知れない。牧師のおじさんにとっては、感動的なシーンだったんだろうな。革命、教化牧師、等等、時代背景もあ...

 きっと、この物語は「生まれた子猫と子どもたち」のシーンのために書かれたんじゃないか、と思う。でもちょっと違和感を覚えてしまうのは、読み手である私と宗教に関する問題があるからかも知れない。牧師のおじさんにとっては、感動的なシーンだったんだろうな。革命、教化牧師、等等、時代背景もあるかも。

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2009/10/07

1934年のクリスマス。11歳のキャロラインはおじさんの家にあずけられていた。 おじさんは気弱で、性悪な家政婦の言いなり。家は寒く外出は禁じられ、友だち といえば庭で見つけた身重の猫と、街の少年ボビーだけ。二人は力を合わせて 猫を守ろうとするが…? 気の強い女の子と貧しいけ...

1934年のクリスマス。11歳のキャロラインはおじさんの家にあずけられていた。 おじさんは気弱で、性悪な家政婦の言いなり。家は寒く外出は禁じられ、友だち といえば庭で見つけた身重の猫と、街の少年ボビーだけ。二人は力を合わせて 猫を守ろうとするが…? 気の強い女の子と貧しいけれど誇り高い男の子を描く 「本物」のクリスマス物語。

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