千のプラトー の商品レビュー
なかなか読めなかった本だが、仲正さんの入門講義を読みながら、時々参照した。 多分、全部読むことはないだろう。 でも、少し全体像が見えてきた感じもあるので、第10プラトー以降の議論が面白そうで、もうちょっとつまい読みするかも。
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唯物史観や進化論を、アレンジメントという視点から破壊し、再構成する。様々な分野における逃走線の所在を確認し、平滑空間への道しるべを描く。彼らの理想とする器官なき身体の社会は想像もつかないが、妄言として切り捨てられない、魔力がある。少なくとも二項対立を生み出すだけの左派的言論より、...
唯物史観や進化論を、アレンジメントという視点から破壊し、再構成する。様々な分野における逃走線の所在を確認し、平滑空間への道しるべを描く。彼らの理想とする器官なき身体の社会は想像もつかないが、妄言として切り捨てられない、魔力がある。少なくとも二項対立を生み出すだけの左派的言論より、遥かに壮大な選択肢を提示しているように思える。
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千のプラトー―資本主義と分裂症 (和書)2010年09月28日 23:22 1994 河出書房新社 ジル・ドゥルーズ, フェリックス・ガタリ, 宇野 邦一 「アンチ・オイディプス」を先に読んだ方が良かったかも。 他のことを考えながら読むと頭が冴えてくる。余分な思考が無くなる...
千のプラトー―資本主義と分裂症 (和書)2010年09月28日 23:22 1994 河出書房新社 ジル・ドゥルーズ, フェリックス・ガタリ, 宇野 邦一 「アンチ・オイディプス」を先に読んだ方が良かったかも。 他のことを考えながら読むと頭が冴えてくる。余分な思考が無くなるという点で稀有な名書と言えるかも。 何故余分な思考が起こらないか考えるのも有益と思う。これからの課題。 プルースト「失われた時を求めて」を読みたくなった。古本屋で全巻買ってある。いつ読むか?
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今だ通して読んだことはない。 ぽつぽつと拾い読みした程度。そのうち通読してみたいと思っている。 この本のあちこちでカルロス・カスタネダが引用されていて、興味を持っていた。 今読んだら結構気に入るんじゃないかな。 ちなみに原書も持っています。
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雑誌・文藝(2009年冬)のアンケートの答え:安藤礼二 近代的な表現のリミットを確定してしまった本 『千のプラトー』というタイトルは人とも物とも無関係な固体化の様態をあらわしているのです。-『記号と事件』ドゥルーズ
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アンチ・オイディプスと併せて類稀なる大著であり名著。「器官なき身体」をアルトー以上に教えてくれた、得がたい書物でした。無人島に持って行きたい本を選べと言われたら、まず選びます。
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「千のプラトー」は大地や宇宙をつらぬき、非生命の次元にまでその讃歌をとどろかせている…。資本主義のダイナミズムを読み解き、管理社会に対抗するための実践を示唆する、われわれの時代の歴史的唯物論。* 「いやこれは物語ではない/それは欲望であり、しかも非欲望である/それは観念や概念...
「千のプラトー」は大地や宇宙をつらぬき、非生命の次元にまでその讃歌をとどろかせている…。資本主義のダイナミズムを読み解き、管理社会に対抗するための実践を示唆する、われわれの時代の歴史的唯物論。* 「いやこれは物語ではない/それは欲望であり、しかも非欲望である/それは観念や概念ではなく、むしろ実践であり/実践の総体なのだ」はドゥルーズ=ガタリの『千のプラトー』のなかの第六のプラトー「いかにして器官なき身体を獲得するか」の冒頭(邦訳の173頁)からの引用です
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なんとまあ、哲学を「詩」の領域まで高めちゃったD&G。気合さえがあれば、マンガより楽しめる一冊。これもIBMの陰謀か?!
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