動物ワンダーランド・ヒト特集 の商品レビュー

清水義範【著】

「マーケティング天国…

[文庫ＯＦＦ]

「マーケティング天国」に出てくる商品やCMが面白い。ほんとにやる企業はないのだろうか?

おすすめは鉄板社文庫…

[文庫ＯＦＦ]

おすすめは鉄板社文庫・解説目録。笑える短編集です。

清水氏の特長であるパ…

[文庫ＯＦＦ]

清水氏の特長であるパスティーシュとはなんなのか、がよく分かる短編集が並んでいます。表題はヒトがテーマの「わくわく動物ランド」「世界不思議発見」のようなテレビ番組があったらどうなるか？　というもの。ＣＭづくり、文庫目録、ビール会社みたいにめんつゆ会社がしのぎを削る話も面白いです。

様々な「人間」を観察…

[文庫ＯＦＦ]

様々な「人間」を観察した短編集。普通に身近にいそうな人が多数出てきますが、観察する角度を少し変えるとこんなにも面白く見えてしまうのか、と新鮮な発見があります。

おすすめは、鉄板社文…

[文庫ＯＦＦ]

おすすめは、鉄板社文庫・解説目録です。笑えるので読んでください。

テレビ番組の作り話っ…

[文庫ＯＦＦ]

テレビ番組の作り話っぽさや胡散臭さを見事に突いている作品だと思う。

2013/01/18

清水さんの本は軽妙である。
しつこくかいてあっても、
さらっと読めて薄くない。
なんかのＣＭみたいだな。

着眼点がおもしろい、
ネタはなんとなくわかるのですが、
そのネタをこうやって文章にできるんだなぁ
という点に、関心してしまいます。

よませる文章ってのを書くのはなかなか難しい、
書きたいことを書くだけでなく、
伝える文章を書くのは難しいのだが
それが優れた作家なのだろうと思う。

読者も構えずに読める、
読んだ後には伝わっている。

それがいい、

解説とかぶってしまうが、
私も裏を読む男と、ステップ理論の男がおもしろかったですね。

掃除用中性洗剤だったか
マイペットの発明は汚れの発明だという着眼は大切にしたい。

今まで水拭きでとれなかった汚れは汚れではなかったわけです。
それを取れてしまう洗剤が発明されたから汚れとなったわけです。

これはとても重要、
認知されて存在するということです、
認知されるまでは存在していても存在していないということ。

これ、大切。

2013/01/14

久々にしみず氏の短編を読む。独特のアイデアに解説氏同様に脱帽。適当そうな文体が、またよかった。タイトル物はじめ７つほど短編が入っているが、時間つぶしのはずが結構のめりこんでしまった。このアイデアちょっとぱくらせてもらおうか、という視点も得られ、思いのほか（別の意味で）参考になる本だった。短編小説家は、アイデアがとにっかく豊富でないといかんなあということがよくわかった。
　93年刊で20年前の本なので、ネタがすっかり古い点もあるが、懐かしさもあり、またおかしということで。それにしても当時大学生だったのに、こんな本が存在するとは露しらず。