街道をゆく(31) の商品レビュー
ようやくアイルランドにたどりついた愛蘭土紀行(笑)英国の支配と圧政に苦しみ、大飢饉でアメリカに大量移民。英国への反乱も鎮圧され、故郷を捨てるか、圧政に耐えるかしかなかったアイルランド、ケルト民族の苦難の歴史を紐解いていく。「百敗しても勝っていると信じる」素朴で頑固な国民性が司馬遼...
ようやくアイルランドにたどりついた愛蘭土紀行(笑)英国の支配と圧政に苦しみ、大飢饉でアメリカに大量移民。英国への反乱も鎮圧され、故郷を捨てるか、圧政に耐えるかしかなかったアイルランド、ケルト民族の苦難の歴史を紐解いていく。「百敗しても勝っていると信じる」素朴で頑固な国民性が司馬遼太郎の博識と鋭い考察と共に記され、妖精が日常の中に生きている幻想の国が何となく身近に感じられた。う〜ん…いつか行ってみたいなあ。
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不毛の大地で生きていくアイルランドの人に向けられる司馬さんの筆はあくまでも暖かい。美しい自然だけでなく歴史に触れてみたい方にはお勧めの一冊
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愛蘭土紀行 2 どうしていきなりアイルランドで、しかも2なのか? たまたま、そこにその本があったから・・・ で、何気に読み始めたら、これがあっというまにはまってしまった。 北欧は好きだ。 西洋人がアジアを"エキゾティック"だと思うのと同じように、北欧の...
愛蘭土紀行 2 どうしていきなりアイルランドで、しかも2なのか? たまたま、そこにその本があったから・・・ で、何気に読み始めたら、これがあっというまにはまってしまった。 北欧は好きだ。 西洋人がアジアを"エキゾティック"だと思うのと同じように、北欧のもつ独特の雰囲気がたまらない。いつか行って見たいと思っていたし、白夜は死ぬまでに一度見てみたい。 それにしても驚いたのは、随分早い時代にアイルランドの大学で教鞭をとっていた日本人が居たということ。 現地の人間でもすでに使わないような言葉を使いこなす日本人が居るということ。 いつの間に日本人はそんなところまでいっていたのだろうか? ひとつひとつの景色や事柄から、司馬氏の溢れんばかりの知識で歴史的背景や余談にずれてゆく、その内容さえなお興味深い。 文章の軽快さもあり、まだ見ぬアイルランドにすでに行ってきた様な感覚にさえ襲われ、一瞬満足しそうだが、いやいや、これだけいろいろなことを知ってしまったら、やっぱり実際に行ってこの目で見てみたい。 1もどこかでゲットしたいものだと思う。
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