1,800円以上の注文で送料無料

蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ の商品レビュー

4

63件のお客様レビュー

  1. 5つ

    18

  2. 4つ

    22

  3. 3つ

    11

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

作家のおじさまと、生…

作家のおじさまと、生意気で可愛い恋人の金魚!ふらふらと少女へ変幻自在の金魚のおねだりのかわいさといったら!かすかなエロティックさも素敵。乙女なら読まなくてはいけません。

文庫OFF

金魚の少女の描かれ方…

金魚の少女の描かれ方が男性の幻想を体現してるようで少々ひいてしまいましたが、科白だけで進展するストーリーが面白いです。

文庫OFF

2026/04/15

「蜜のあわれ」。映像化もされているので見てみようと思う。「火の魚」もドラマ化されたよう。「われはうたえどもやぶれかぶれ」。晩年の病にかかったときの話で銭湯の話も少しでてくる。タイトルのような「やぶれかぶれ」感はあまり感じられないのは自分がなんとなく物理的な「やぶれかぶれ」を想像し...

「蜜のあわれ」。映像化もされているので見てみようと思う。「火の魚」もドラマ化されたよう。「われはうたえどもやぶれかぶれ」。晩年の病にかかったときの話で銭湯の話も少しでてくる。タイトルのような「やぶれかぶれ」感はあまり感じられないのは自分がなんとなく物理的な「やぶれかぶれ」を想像していたからかもしれない。描写一つ一つが話を聞いているようなリアルさがありとても良かった。

Posted byブクログ

2025/01/30

『蜜のあわれ』 登場人物のセリフだけで物語が進んでいくのでテンポがよく、するすると読みやすい。少し背伸びしたあどけなさが感じられる金魚の少女と年老いた物書きのおじさまの間で繰り広げられる艶やかで妖艶な会話を覗き見しているようでわくわくする。 「人が好きになるということは愉しいこと...

『蜜のあわれ』 登場人物のセリフだけで物語が進んでいくのでテンポがよく、するすると読みやすい。少し背伸びしたあどけなさが感じられる金魚の少女と年老いた物書きのおじさまの間で繰り広げられる艶やかで妖艶な会話を覗き見しているようでわくわくする。 「人が好きになるということは愉しいことのなかでも、一等愉しいことでございます。」 読了後、気に入ったので映画も見たが、忠実に小説のお話を再現しているというよりかは、小説の印象深い場面やセリフをつぎはぎして作り上げたオマージュ作品のような印象を受けたが、この特殊な世界観をここまで映像で表現しているのには感嘆した。金魚の衣装も劇の終盤にかけて丈が長く色は鮮やかな赤からより濃く暗い赤へと変わっていき、おじさまの衣装も灰色からだんだんと黒に移り変わっていく表現は見事だった。

Posted byブクログ

2024/02/25

二階堂ふみも大杉漣の声で再生できた、、 コケティッシュでおじさまを振り回す赤子ちゃんと余裕のあるおじさま、お似合いだった。 おじさまのことぞんざいに扱っているようで実は愛していて、ゆり子さんと会わせてあげようとか。でもやはり「惚れた男を自分だけのものにしておきたいのなら、前の女と...

二階堂ふみも大杉漣の声で再生できた、、 コケティッシュでおじさまを振り回す赤子ちゃんと余裕のあるおじさま、お似合いだった。 おじさまのことぞんざいに扱っているようで実は愛していて、ゆり子さんと会わせてあげようとか。でもやはり「惚れた男を自分だけのものにしておきたいのなら、前の女とは会わせようとしないことね、自分でちゃんと抱きしめとかなきゃ。人を好きになるということは愉しいことでございます」

Posted byブクログ

2023/09/22

なかなかに贅沢でわがままな金魚。でも金魚を飼いたくなる話。蜜のあわれ目当てで借りたので、他の話はちゃんと読めていない。また借りないと。

Posted byブクログ

2024/09/22

金沢出身の詩人・小説家である室生犀星の作品集。晩年に書かれた短編5篇+詩1篇(+α)収録。室生犀星はまだ詩集しか読んだことがなかったので、小説作品を読むのは新鮮だった。 表題作のひとつ「蜜のあわれ」は、70過ぎの老作家と金魚の化身である少女の物語。全編が会話文のみで構成されてお...

金沢出身の詩人・小説家である室生犀星の作品集。晩年に書かれた短編5篇+詩1篇(+α)収録。室生犀星はまだ詩集しか読んだことがなかったので、小説作品を読むのは新鮮だった。 表題作のひとつ「蜜のあわれ」は、70過ぎの老作家と金魚の化身である少女の物語。全編が会話文のみで構成されており、モノローグというものが無い。奔放な少女(17〜20歳くらい? 口調はもっと幼い感じもする)に振り回されつつ受け入れる老先短い作家はどこか、老いた自分のことも、かつての若い自分のことも、両方受け入れられないように見える。 「われはうたえどもやぶれかぶれ」は、作者の肺癌闘病記。思い通りに動かない体や治療の苦しみを描きつつ、同年代の偏屈な患者と冷戦を繰り広げたり、自分の責任は自分で持つ! それで死んでも仕方ない! と、頑固なんだか投げやりなんだか分からない、作者のちょっとコミカルな性質が見え隠れする。 収録されている作品は、老いた作者が感じる、かつての自分とのギャップ(特に性的な部分で)と結びついているように感じた。自分では幾つになっても変わっていないように感じても、老いや病気には勝てない。陶器や金魚に女性性を見出す感覚は、共感を呼び起こしつつもどこか寂しい。

Posted byブクログ

2022/09/03

表題の「密のあわれ」は作者の変態性、というよりかは彼の中の美の哲学を外に出した結果、金魚との対話という形式になった感じがする。 何はともあれ他では味わえない異質な作品で、とても楽しく読んだ。金魚が可愛い。

Posted byブクログ

2022/07/13

『蜜のあはれ』が読みたくて買った。すべてが会話文で書かれているコケティッシュな超現実小説。金魚ちゃんとおじさまのやり取りが可愛い。

Posted byブクログ

2022/01/29

「蜜のあわれ」  全編が対話で、中心となるのは金魚の化身である少女と老齢の小説家とのおしゃべり。小説家はコティッシュで天真爛漫な少女に「おじさま」と呼ばれ振り回されながらも、彼女を可愛がる。他に田村ゆり子という、生前、小説家の友人だった幽霊が出てくる。小説家は犀星、ゆり子は犀星が...

「蜜のあわれ」  全編が対話で、中心となるのは金魚の化身である少女と老齢の小説家とのおしゃべり。小説家はコティッシュで天真爛漫な少女に「おじさま」と呼ばれ振り回されながらも、彼女を可愛がる。他に田村ゆり子という、生前、小説家の友人だった幽霊が出てくる。小説家は犀星、ゆり子は犀星が愛した女性がモデルになっているようだ。 たわいない対話が続き、とらえどころのない小説だが、全体を通して艶っぽい雰囲気があふれており、犀星の女性への並々ならぬ関心が伝わってきた。  「われはうたえどもやぶれかぶれ」  犀星が昭和36年夏、軽井沢で滞在中、小便が出にくくなり、帰京後、入院した虎ノ門病院で過ごした体験がベースとなった作品。  肺がんだったようでコバルト照射の場面も出てくる。排尿を円滑にするためのカテーテル挿入を抵抗しながら受け入れる場面は臨場感がよく現れていた。 付き添い看護婦の井荻、放射線室に向かうエレベーターにいつも先乗りする男などの描写も巧みで目に浮かぶようだった。 入院生活に苦しみながらも、院内の様子や、ひとの心を感じとり、自身の心の動きと向かい合う。そして、それを的確にまた強く読み手に伝える。その感受性、表現力はさすがだなと思った。実感がわく作品であり、しっかり読み通すことができた。

Posted byブクログ