つめたいよるに の商品レビュー
江國さんの小説はなんだか苦手なのですがこの本は好きになりました デュークは教科書か何かに載っていた気がします。この話が一番好きかもしれない
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江國さんの文章を読んでいると、 描写されている風景だとか、人物だとか、匂い、味、音に至るまで、 ありありと文章を視ることができる。 「びょうびょうと泣く」みたいに変わった表現すらも、 ああ、本当にびょうびょうと泣いているんだろうな、なんて思ったり。 別に緻密な描写ではないのだけれ...
江國さんの文章を読んでいると、 描写されている風景だとか、人物だとか、匂い、味、音に至るまで、 ありありと文章を視ることができる。 「びょうびょうと泣く」みたいに変わった表現すらも、 ああ、本当にびょうびょうと泣いているんだろうな、なんて思ったり。 別に緻密な描写ではないのだけれど、 イメージをかきたてるキーワードをちゃんと抑えている気がする。 お気に入りの短編は「鬼ばばあ」。
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江國香織さん大好き!!!!!!!! これは何回も読み返したい本です!! 短編集なのですが…全部面白い。 特に一番最初の「デュークが死んだ」が好きです。 これは是非皆に読んで、この気持ちを分かって欲しいのですが…泣けます。迂闊にも私は電車の中で号泣しそうになりました! 本当に素敵な...
江國香織さん大好き!!!!!!!! これは何回も読み返したい本です!! 短編集なのですが…全部面白い。 特に一番最初の「デュークが死んだ」が好きです。 これは是非皆に読んで、この気持ちを分かって欲しいのですが…泣けます。迂闊にも私は電車の中で号泣しそうになりました! 本当に素敵な話です。 他にもミステリアスでドキドキする話もあります。 全部全部お勧めです!!!!!
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幻想的な童話の数々、読み進めるたびに引き込まれました 読み終わる頃にはすっかりとりこ! 短編の順番も言うことなし。 惜しくらむは、この短編集のタイトル つめたいよるに読んで、心がほんわかになるってことなんだろうけど もっといいタイトルつけたげて!もったいない! 『草之丞の話』と『...
幻想的な童話の数々、読み進めるたびに引き込まれました 読み終わる頃にはすっかりとりこ! 短編の順番も言うことなし。 惜しくらむは、この短編集のタイトル つめたいよるに読んで、心がほんわかになるってことなんだろうけど もっといいタイトルつけたげて!もったいない! 『草之丞の話』と『夜の子どもたち』が特に良かった。 『スイート・ラバーズ』はずるい…こういうストーリー弱いんだ;;;;
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デュークが死んだ。わたしのデュークが死んでしまった―。たまご料理と梨と落語が好きで、キスのうまい犬のデュークが死んだ翌日乗った電車で、わたしはハンサムな男の子に巡り合った…。出会いと別れの不思議な一日を綴った「デューク」。コンビニでバイトする大学生のクリスマスイブを描いた「とくべ...
デュークが死んだ。わたしのデュークが死んでしまった―。たまご料理と梨と落語が好きで、キスのうまい犬のデュークが死んだ翌日乗った電車で、わたしはハンサムな男の子に巡り合った…。出会いと別れの不思議な一日を綴った「デューク」。コンビニでバイトする大学生のクリスマスイブを描いた「とくべつな早朝」。デビュー作「桃子」を含む珠玉の21編を収録した待望の短編集。
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人間の彼と夜桜を見に行った彼女が 前世自分がそうだったあらゆる動物の元彼に別れを告げていくお話。甘えて貝殻をかちゃかちゃ鳴らすのすき。 亡くなった祖父の枕元で、女の人がずっと祖母に見守られていたのだと気づくお話。 中学生だったのに一歩一歩に人生の先の先まで経験してしまった女の...
人間の彼と夜桜を見に行った彼女が 前世自分がそうだったあらゆる動物の元彼に別れを告げていくお話。甘えて貝殻をかちゃかちゃ鳴らすのすき。 亡くなった祖父の枕元で、女の人がずっと祖母に見守られていたのだと気づくお話。 中学生だったのに一歩一歩に人生の先の先まで経験してしまった女の子のお話。ラストが好きです。真夏の雪。 子供が帰って暗闇の公園で、お父さんやお母さんが実は子供のように無邪気にせんそうごっこして遊んでいるんだよというお話。 引き込まれました
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中学入試の常連だった本。理論社だから出しやすい素材だったんだろう。 完璧なママが作るお料理をこっそり庭に捨てて乱痴気さわぎをする幼い兄弟たちの情景描写が秀逸であった。 今でもたまにぽろっと出題される名作。
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本当に江國香織さんの文章はきれいなんですよね。透明感があるっていうか。だから好きです。"デューク""草之丞の話""南ヶ原団地A号棟"が好き。
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さらりと読めてしまうような短編が詰まった1冊なのに、中身が濃い、という印象が強いです。可愛い顔した、こわいやつ。1つ1つの話にしっかりした個性があって、児童書コーナーにあるのがびっくりな程。特に「草之丞の話」「鬼ばばあ」が心に残りました。
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「誰にも、天地神明にかけても、他人の孤独は救えない。私の孤独は私だけのものだ。」 「ねぎを刻む」のかなしくてまっすぐな決意表明に、泣かされる。
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