行動することが生きることである の商品レビュー
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とてもよかったです。書かれている内容は、そりゃあまあ、よく言われるような基本的な事柄なのかもしれないけど、この人の文章で読むと、説教じみたところや押し付けがましいところがなくて、すんなり心に入っていく。奔放に生きたような言われ方をしがちな方だが、むしろ臆病な面も垣間見えて。読んでいて、元気になってくる本。私もがんばろう、と思える本でした。
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【本の内容】 人生は行動であり、行動が思考を引き出す―。 人生の達人が贈る、幸福になるための343の知恵。 [ 目次 ] [ POP ] 損をしたくないというのはある種の本能なのかもしれないが、生きることのダイナミズムを確実に奪う。 著者は数々の結婚遍歴、実業家としての...
【本の内容】 人生は行動であり、行動が思考を引き出す―。 人生の達人が贈る、幸福になるための343の知恵。 [ 目次 ] [ POP ] 損をしたくないというのはある種の本能なのかもしれないが、生きることのダイナミズムを確実に奪う。 著者は数々の結婚遍歴、実業家としての苦労など生涯に損もいっぱい、でも途轍もない幸福も得てきた人。 人生はすべてのことにのぼせるべしという骨太な生き方の見事な手本帖。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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のぼせているとすることに勢いがつく。そこで初めて行動する事が生きる事になる 何であっても、自分に作れるものだと思うようになった。 このような本を読みたくなる時は行動していない時なので全部読み終わらないで行動したくなる。
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読書録「行動することが生きることである」3 著者 宇野千代 出版 集英社 p202より引用 “どんなに小さなことでも、飽きることなく、仕事として続けて いる間には、そのことが自分の体に定着して、本当の仕事として、 働けるようになるものである。” 目次から抜粋引用 “人生は...
読書録「行動することが生きることである」3 著者 宇野千代 出版 集英社 p202より引用 “どんなに小さなことでも、飽きることなく、仕事として続けて いる間には、そのことが自分の体に定着して、本当の仕事として、 働けるようになるものである。” 目次から抜粋引用 “人生は行動である 幸福をはりめぐらせて生きる 人と人を結ぶものは善意である 愛は誰のためのものか” 近現代の代表的女性文学者である著者による、人生の過ごし方 についてのアドバイス集。 行動と思考についてから心の張りとボケについてまで、90年以 上生きられた著者の豊富な人生経験を元に書かれています。 上記の引用は、上手になることと続けることについて書かれた 項での一文。若いうちに色々な事を試して自分を探すというのも 良い生き方かもしれませんが、一つのことをひたすら続けるとい うのもまた良い生き方なのではないでしょうか。 著者の生年は1897年とのこと、生きた時代は全く違いますが、 今より不便な時代を生き抜いた方の言葉故に、重みを感じざるを 得ません。 ーーーーー
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タイトルがすべて。 私が持っている本は、こんなに可愛い表紙じゃなかった。 表題、内容な対して、この表紙は可愛すぎないか? 考えてるだけじゃダメ。行動しなきゃ意味ない。自分を奮い立たせたい時に、このタイトルを思い出す。
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いくつになっても前向きに元気に、 最後のその時まで人生を全うしたい。宇野さんの綴る言葉からそう感じた。
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エッセイ集。思い込むことが、行動や結果を決める。自己暗示の大切さを述べている。 根拠のない自信を僕らはもっていい。自慢は自信を持つコツ。うちのばあさんがこの本に興味を持ってくれたらしくあげた。
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筆者の人生体験が色々書かれているが、タイトルにその特徴が良く表れている。 自分がしたいと思ったら既に行動を起こしている。この人のものの感じ方は通常とは違う。辛抱強く、他人からしたら苦行と感じることを苦とせず、好奇心が強く、涙を流しても取り乱すことはなさそう。 ~するための5つの...
筆者の人生体験が色々書かれているが、タイトルにその特徴が良く表れている。 自分がしたいと思ったら既に行動を起こしている。この人のものの感じ方は通常とは違う。辛抱強く、他人からしたら苦行と感じることを苦とせず、好奇心が強く、涙を流しても取り乱すことはなさそう。 ~するための5つの方法、のようなサブタイトルは不要だと思う。 表紙の色合いとハチがかわいい。
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宇野千代さんという人物に興味があったのと、タイトルに惹かれて購入。 実に可愛いばあちゃんである。 人が気持ちいいと思うことをやらずにはおれず(尽すタイプ)、些細なことでも「すごいだろ〜」と自慢する。 もし宇野さんが私と同年代だったら、お節介で自意識過剰な人だなぁと引いてしまうかもしれない。 年上だから微笑ましいのかと。 ただ、宇野さんの良いところは人の意見も素直に聞くことができること。 時には人に指摘されてしゅんとしてしまう(笑) 付き合うには危なっかしくてイライラするところもあるが、根っからのポジティブ人間の彼女と親友になったら人生楽しいだろうなぁと思った。 本著の中で、好いものを見分ける技が印象に残った。 好いものだけしか見ないようにする。 自分の身の廻りに、良いものだけしか置かないようにする。(高価なものということではない。安価でも形が単純で、色が目立たないもの) 好いものだけを見慣れていると、そうでないものは目につかないようになる。 これと同じことを高峰秀子さんもエッセイの中で記してあったので、余計好いものだけに囲まれる生活を目指したいと思った。 少々当たり前なことを羅列しているので面白味にかけるのと、 文章ではなく、直接動いている宇野さんを見て、お話しした方が絶対面白かっただろうなぁ、と思うので星2つ。 (作家さんに失礼な話だが)
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エッセイ。恋多き著者がその人生から得た珠玉の真理がちりばめられている。古い文体であっても感情が時代を超えてすっと入ってくる。小説の引用では、たとえば涙を流す時であればその痛みが的確に伝わる風に、さすが宇野千代というインパクトにびっくりする。楽天家である著者の楽しい発想もチャーミン...
エッセイ。恋多き著者がその人生から得た珠玉の真理がちりばめられている。古い文体であっても感情が時代を超えてすっと入ってくる。小説の引用では、たとえば涙を流す時であればその痛みが的確に伝わる風に、さすが宇野千代というインパクトにびっくりする。楽天家である著者の楽しい発想もチャーミングで読後栄養価が高い。良書。
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