1,800円以上の注文で送料無料

ただ「あなた」だけで美しい の商品レビュー

2

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2025/02/21

オーストラリアの代表的作家の一人ということで読んでみた。 知恵遅れで美男の若者ティム(原題は「ティム」)と仕事にしか興味のなかったオールドミスのメリーのロマンス。1974年の作品。 無垢で汚れのない子供のような、見た目は神のように美しい25才の男性が、異性と付き合ったこともなく、...

オーストラリアの代表的作家の一人ということで読んでみた。 知恵遅れで美男の若者ティム(原題は「ティム」)と仕事にしか興味のなかったオールドミスのメリーのロマンス。1974年の作品。 無垢で汚れのない子供のような、見た目は神のように美しい25才の男性が、異性と付き合ったこともなく、独身を楽しんでいた40代女性と出会いゴールインするという、ご都合主義なストーリーに感じてしまう。 知的障害者に対する偏見や誤解、家族の中の軋轢など、社会的な問題提起が含まれていて、それは現代にも通じるところがあるとは思った。 メリーは、下心なく(?)ティムとその家族と真摯に向かい合い、愛を持って支える良心的な人間として描かれている。結婚後に、高齢出産で知的に障害のある子が生まれるのを防ぐために、メリーが去勢手術をするっていうのがびっくり。 現代の小説だったらもっと違うストーリー展開、人の描き方になると思うし、小説としては時代錯誤感があるけれども、オーストラリアの古き良き価値観みたいなものは少し感じられた気がする。

Posted byブクログ