すべての男は消耗品である の商品レビュー
久々に村上龍を読んだのだ。 何もかもに合意するわけもないが 自分の男性像なるモノ、いやもしくは女性観なるモノで 僕は影響を受けたのかどうなのか、共感する部分があるのである。 そらぁ、これを読んだ君やあの子やあの子はこれを見て辟易するかもしれない。 ただ僕は「女性には勝てる気がしな...
久々に村上龍を読んだのだ。 何もかもに合意するわけもないが 自分の男性像なるモノ、いやもしくは女性観なるモノで 僕は影響を受けたのかどうなのか、共感する部分があるのである。 そらぁ、これを読んだ君やあの子やあの子はこれを見て辟易するかもしれない。 ただ僕は「女性には勝てる気がしない」のである。 本能のレベルで生物学のレベルでわかりきった事実じゃないか。 だからって弱い僕を許しておくれよ。なんて逃げ出す気もさらさらなく ご期待(させられてるような)よろしくそれに応えられるように努力するので 一歩引いた目線で泳がしておいてくれる君が最高にいい女なんだよ。 かわいい君は正義だ。 そして、かっこいい男(特にスマートな男)は大体うそつきだから でも僕は嘘つかないから信用しなよ なーんちゃって。
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2011/07/21 主に男と女をテーマに村上龍の信念が書かれている。18年たった今男、女、若者、オジサンはどのように変わったのだろうか。才能が全て、ブスは論外、というスタンスがとても気に入った。
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うーん。だからなんだ?という感じ。最年少芥川賞受賞作家が本音をぶつけるというコンセプトのエッセイなのだが、本当にぶつけてるだけでそこからなにか話が展開されたりしていないので読んでいてまったくためにもならなかったし、面白くもなかった。
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「ブスは論外」と言い切り、「結婚は制度である」と淡々とした口振りで述べる。一体龍はなぜこんなにも力強く物事を断定できるのか。龍はかくも無謀なサディストか、はたまた欲情不変のいかれ野郎か。 当時の龍と今現在の龍にはどんな違いがあるか。精神の溝の深さは変わらずにその存在感は圧倒的な...
「ブスは論外」と言い切り、「結婚は制度である」と淡々とした口振りで述べる。一体龍はなぜこんなにも力強く物事を断定できるのか。龍はかくも無謀なサディストか、はたまた欲情不変のいかれ野郎か。 当時の龍と今現在の龍にはどんな違いがあるか。精神の溝の深さは変わらずにその存在感は圧倒的な強大さを発揮する。論理と感性をごちゃまぜにしてなお破壊を続けた結果が、龍の価値観だ。龍はやはり狂っている。だが、狂うことに言い訳せず、狂った感覚や主張を論理的に構築しようとしない。常に世間からの批判をほんの少しの境界線さえ造らずに吸収する。龍が逃げたことはない。いつでも革製のソファーにどっしりと腰掛け、「龍の基準」からそれずに発言をしている、それが龍だ。 いかに女性の地位向上が進んだ現代においても、「すべての男は消耗品である」と言うことは、ある段階において異常なほどの女性優遇へ繋がり、他方男性蔑視観を形成しようとさえ考えることができる。 唖々、龍の挑発的姿勢は作家として歩みだした頃から変わらずにあり、20年以上もの間絶えず脈打ち続けそこらじゅうで人の感性をえぐり続けてる。 本書は男性と女性の関係性に焦点を当て、男性目線(いや、龍目線)から女性を評価し査定する。女性側からすると完全なる男性優位な主張と取れるなんて言うくだらないことを述べようとは思わない。あくまで本書は、龍による龍基準の単なる呟きなのだから。 いずれは龍を飛び越えてみたい。一人の男性としてのプライドに頼ることでいつかそうなる日が来ることを願う。
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どの時代も、賛否両論ある作品に価値があるという。その点からみると、この一冊はまさにそれを満たしている。 「男女のいい関係」をテーマに某エロ雑誌に掲載されたエッセイを集めたもの。男尊女卑とも、女性賛美しているとも男性に喝をいれるようにでもいかようにでもとれる独り言が延々と続く。 ...
どの時代も、賛否両論ある作品に価値があるという。その点からみると、この一冊はまさにそれを満たしている。 「男女のいい関係」をテーマに某エロ雑誌に掲載されたエッセイを集めたもの。男尊女卑とも、女性賛美しているとも男性に喝をいれるようにでもいかようにでもとれる独り言が延々と続く。 いかんせん、過激で多くの女性の反感をかうような内容なので、非難も多いが、これはあくまで”男性向けのエロ雑誌に掲載されていた”という事実を忘れてはならない。これはひとつの見方でありひとつの視点であり、ひとつのストーリーである。顧客層を理解しているからこそ、このような男性の勃起を肯定的に、あえてあおり立てて書いているのではないだろうか。これはエッセイという名ではあるが、村上龍というひとつの小説、ストーリーなのではないだろうか。 ここに村上龍の本音がひとつも書いてないことはないだろうけど、 これはそのひと本人ではなく、あくまで作品。 そのプロの仕事に、思わず拍手。 そして、最後の解説に山田詠美(理論や理屈と拮抗する立ち位置の女流作家)を持って来た、編集者の仕事ぶりに拍手。 そう、どちらがいいでも悪いでも、勝ちでも負けでもなく、 男女は拮抗するのが、いい関係なのである。
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友人が絶賛してたので読んでみました。 とりあえず肉食系の人が好きそうだなって思った。 僕みたいな草食な人は、最後に女性の方の解説があるので、そこから読んでみると著者がどういうスタンスで物を言ってるのかが分かって、読み方が穏やかになると思います。 終始、男と女について、あるいは外国...
友人が絶賛してたので読んでみました。 とりあえず肉食系の人が好きそうだなって思った。 僕みたいな草食な人は、最後に女性の方の解説があるので、そこから読んでみると著者がどういうスタンスで物を言ってるのかが分かって、読み方が穏やかになると思います。 終始、男と女について、あるいは外国と日本について、著者が好き勝手に書きたいことを書くスタイル。 それでお金もらえるなんてなんて幸せな生き方なんだろう。 まさに天才にのみ許された生活が垣間見れます。 1993年、社会がどんな感じだったのかみたいなのも感じ取れました。 まだエイズ患者は日本に20数人しかいなかったころのお話です。 著者が今、当時を振り返って何を思うのだろうと気になりました。
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なんでこの人こんなに過激でぶっ飛んでるんだろう?という唯我独尊具合。プレイボーイか何かに連載されていたようなエッセイ集。 全体を通して、ストーリーとロマンとインテリジェンスに重きをおいているように感じた。 ストーリーについては何となく意味が掴めた気がする。人間と動物を分断するも...
なんでこの人こんなに過激でぶっ飛んでるんだろう?という唯我独尊具合。プレイボーイか何かに連載されていたようなエッセイ集。 全体を通して、ストーリーとロマンとインテリジェンスに重きをおいているように感じた。 ストーリーについては何となく意味が掴めた気がする。人間と動物を分断するもの。背景。一連の流れ。物語。 個人的に最近なんだか自己が縮小しているような、気がするが、ストーリーをないがしろにしちゃってたのかなあ、なんてことを思う。 ロマンとインテリジェンスについてはいまいちピンときてない。わかるまで読みたい感じ。
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キツイ言葉が多く、穏やかな気持ちでは読めなかった。 題名に惹かれて読んでみたがはじめに「ブスは論外」と堂々と書いてあるところを読んであまりいい印象はもてなかった。そのときは「ブスとは心理学のレベル」とフォローしてあるが、後半ではそれもあやしくなっているように感じる。 落ちぶれた男...
キツイ言葉が多く、穏やかな気持ちでは読めなかった。 題名に惹かれて読んでみたがはじめに「ブスは論外」と堂々と書いてあるところを読んであまりいい印象はもてなかった。そのときは「ブスとは心理学のレベル」とフォローしてあるが、後半ではそれもあやしくなっているように感じる。 落ちぶれた男だけでなく女性についてまでもすべて上からものを語っているようであり、常に冷笑的な村上龍のスタンスに読者は付き合わされる。 しかし一方で(すべてではないけれども)言っていることは理解できる。もしくは気づかされる。人が漠然と感じているが心のうちに抑えているような男女像を村上龍節でズバッと指摘しているともいえる。 ただ、人には勧められない。あくまで自分で感じ取るべき作品なのかもしれない。星が2つだからといって決して読む価値がないわけではないことも最後に言っておきたい。
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まじで理屈っぽい。村上龍のエッセイは、勉強になるんだが、なぜかイラっとくる。細かい事にいちいち理屈で文句付けやがる。 麻○とかクレイジーで派手な私生活を赤裸々に書いてあるが、これはホントなんだろうか。
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初めて村上龍の作品を読みました。正直とてもおもしろかったです。男ならではの話というかとにかく読んでいて胸の中がすっきりしました。
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