アイリッシュ・ソウルを求めて の商品レビュー
面白い、良い本です。アイリッシュミュージックとアメリカンフォークからロック、ブリティッシュロックへ続く流れがアイルランドの歴史の流れと共に書かれています。 アイルランドとイングランドの歴史的な背景の中で抑圧された民族の音楽が一つの歴史の流れを作る、フォークソングはそうなのでしょう...
面白い、良い本です。アイリッシュミュージックとアメリカンフォークからロック、ブリティッシュロックへ続く流れがアイルランドの歴史の流れと共に書かれています。 アイルランドとイングランドの歴史的な背景の中で抑圧された民族の音楽が一つの歴史の流れを作る、フォークソングはそうなのでしょうネ。
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かなりのボリュームがあり相当な情報量。アイルランドという地を踏んだ数々の民族の、紀元前にまで遡った歴史やその文化、「アイリッシュ」の何たるかを解き明かす一冊。 アイリッシュ・ミュージックと呼ばれるものの起源に始まり、その変化と歩んだ歴史、そこにアイデンティティを見出すようになっ...
かなりのボリュームがあり相当な情報量。アイルランドという地を踏んだ数々の民族の、紀元前にまで遡った歴史やその文化、「アイリッシュ」の何たるかを解き明かす一冊。 アイリッシュ・ミュージックと呼ばれるものの起源に始まり、その変化と歩んだ歴史、そこにアイデンティティを見出すようになったアーティストとロックの登場、融合・・・と現代へ繋がり、終章はチーフタンズのパディ・モローニ、ムーヴィング・ハーツのドーナル・ラニーへのインタビューで締めくくられている。 1991年にBBCとRTEよってテーマ別に制作された計5時間のテレビ・ドキュメンタリーを補完する解説書としての位置を占める『Bringing It All Back Home』の全訳であるそうだ。本文ももちろんだけれど、「日本版注」が素晴らしい。いろいろな歴史本を読みあさってもなかなか整理できずにいた事柄、当時の世相や民衆の状況などが非常に詳細に、でも簡潔に分かりやすく記してあって、注だけを拾い読みしてもかなり勉強になる。さすが茂木さん。辞書として座右に置いておきたい。
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