黄金のとびら の商品レビュー
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(リンク先では3部作を通しで紹介しているため、一応ネタバレ扱いにしました) 「不思議な文通」3部作の3作目、完結編にあたる作品です。 シリーズ1作目はこちら:https://booklog.jp/item/1/4309202047 2作目はこちら:https://booklog.jp/item/1/4309202241 シリーズ全体のレビュー、続編の情報などを1作目「不思議な文通」の方に書きました。
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3部作の3冊目。作品の形態は変わらず手紙とはがきの往復書簡。 グリフィンとサビーヌは会えない日々が続く。なぜかお互いの絵も見えなくなってくる。そんな中、2人に脅威となりうる人物が近づいてきて…「ここで終わり!?」という謎が謎を呼ぶ終わり方。 二人とも情熱的に「会いたい!あなたなしの人生なんて考えられない!」と熱い手紙を送りあうけど、手紙に写真は同封しなかったんだなぁというすごーく凡人的な考えが頭に浮かんだりもしましたが…(;´∀`) どうやら6部作(+1作)だったものを日本では3作目までしか発行されなかったよう。これは4作目以降はたぶん図書館にもなさそう。続き読みたかったぁ…。 英語の6部作は箱付きの中古セットがAmazonで売られていますがなんと¥318,911です。アメリカのAmazonだと399ドル。55000円ぐらいかな?2016年に"The Pharos Gate"という続きの1作が出ているようです(こちらは3500円前後)。25年後に続きが出るなんてすごいですね。
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最後のところで思わず、わあ!と声をあげてしまった。不思議、こんな本がこの世にあるなんて。わくわくが止まらない。
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<不思議な文通 グリフィンとサビーヌ>の完結編。 三作とも本に印刷されたはがき(表裏)と貼り付けられた封筒の中から折りたたまれた手紙を取り出し広げて読むという手法。 手紙も葉書も原文そのままの英語で綴られており、本を開けたはじめのページに奥書の書かれた封筒が貼り付けられ、その中に...
<不思議な文通 グリフィンとサビーヌ>の完結編。 三作とも本に印刷されたはがき(表裏)と貼り付けられた封筒の中から折りたたまれた手紙を取り出し広げて読むという手法。 手紙も葉書も原文そのままの英語で綴られており、本を開けたはじめのページに奥書の書かれた封筒が貼り付けられ、その中に、翻訳された小冊子が入っている。最終回の<黄金のとびら>は、初回の本のように、一つ一つ、順番に翻訳冊子と手紙を見比べながら読んでいこうと決心していたので、ひとつひとつ丁寧に読んだつもりだが、逸る気持ちが訳本の上をマッハ級のスピードで斜め読み・・・(^^ゞ 全編、逢いたくても逢えないあの青酸っぱい青春の日々を彷彿させるが、グリフィンとサビーヌたちは、どこまでが本当でどこまでが妄想なのか判断できないが故に、いくら読み進めても彼らの愛を素直に容認できない。 ところが、最後にどんでん返しが・・・。 グリフィン・モスとサビーヌ・ストローヘム・・・ 最後のページ、ケニアで働く若い医師に舞い込んだ不思議な絵葉書の送り主の名前は、サビーヌ・M・ストローヘム。そして、その絵葉書はグリフィン・モスがサビーヌ・ストローヘムに送り続けていた彼の作品。 二人はアレクサンドリアのファロス島で逢う約束をしていたが、どうやら無事に逢えたようだ。 完結編とあるが、ケニアで働く若い医師に舞い込んだ不思議な絵葉書から、また、シュールな物語が始まるのではないかと、きっと誰もが思ってしまうに違いない。
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