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ワイルド・スワン(上) の商品レビュー

4.5

53件のお客様レビュー

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2025/07/30
  • ネタバレ

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満州国の時代を生きた母。錦州 その母(祖母)は纏足の最後の世代 終戦間際は日本軍→ロシア兵→国民党→共産党と 目まぐるしく統治軍が交代する 国民党の腐敗ぶりが際立つ こりゃ共産党が勝つわけだ 日本軍の残虐行為も描かれるが分量的にはさほど多くない 密度濃いが駆け足で母の結婚 30年くらい積んどくだった本。西安旅行を契機に読むことに。 地図や登場人物一覧表が欲しかった 年表は下巻末尾にある

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2025/06/24

図書館でたまたま見つけて読み出した本。 著者ユン・チアン、母、祖母と3代遡ったノンフィクション。政治に翻弄される生活が当たり前だった時代。重たいはずなのに、そう感じさせない柔らかな筆致ですいすいと中国の世界にのめり込めます。 この本が書かれたのは1991年。 文化大革命から15...

図書館でたまたま見つけて読み出した本。 著者ユン・チアン、母、祖母と3代遡ったノンフィクション。政治に翻弄される生活が当たり前だった時代。重たいはずなのに、そう感じさせない柔らかな筆致ですいすいと中国の世界にのめり込めます。 この本が書かれたのは1991年。 文化大革命から15年しか経っていません。 まだまだ圧力があったであろう最中に、こんなに赤裸々に書いたワイルドスワン。著者の覚悟がひしひしと感じられました。 下巻も必ず読み切ろうと思います。

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2024/10/07

前後編合わせての感想。 夫オススメの作品。歴史は苦手なのと、以前とても苦労してパールバックの大地を読んだので、なかなか読む気にならなかったが、補修校の図書館の蔵書にあり、夏休み中に読むことにした。 結果、読んですごく良かったです。こんなに読み応えのあるノンフィクション小説は他...

前後編合わせての感想。 夫オススメの作品。歴史は苦手なのと、以前とても苦労してパールバックの大地を読んだので、なかなか読む気にならなかったが、補修校の図書館の蔵書にあり、夏休み中に読むことにした。 結果、読んですごく良かったです。こんなに読み応えのあるノンフィクション小説は他にはないと思う作品。 もちろん中国では読むことができないだろうけれど、全中国人に読んでほしい。戦争中は日本人が中国人にひどいことをしたのは間違いないが、戦後の中国国内で起こったことは読むのがツライほどひどいことが行われていた。その国内での歴史は無かったことにして、日本のことだけを責めて反日教育するのは、本当におかしい。 色々考えさせられる作品でした。

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2024/04/09

最近知り合った歴史好きな仲間の間で話題にあがったので借りた本。清の時代の曽祖母の名前がなくて呼ばれた名前や纒足のこと、夏先生の射精をせずとも絶頂に達する?みたいな話や、政治路線でない目線で中国共産と国民党の対立について描いていてとても興味深かった。作者の子どもの頃に祖母からみかん...

最近知り合った歴史好きな仲間の間で話題にあがったので借りた本。清の時代の曽祖母の名前がなくて呼ばれた名前や纒足のこと、夏先生の射精をせずとも絶頂に達する?みたいな話や、政治路線でない目線で中国共産と国民党の対立について描いていてとても興味深かった。作者の子どもの頃に祖母からみかんのたねを飲んだら頭からみかんの木が生えてくるから飲んじゃダメと言われて、こっそり飲んだかわいいかわいいエピソードが好きです。

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2023/07/10

お父さんの書棚にあった一冊。 ずーっと読みたいと思っていて、今回やっと読めました。まず文章の雰囲気が重厚感あふれてて大好物。 多分訳者さんの技術が相当すごいんだと思います。 主人公(著者)の曾祖父・曾祖母の生い立ちから話が進んでいくので、とんでもなくスケールがでかい本です。 中国...

お父さんの書棚にあった一冊。 ずーっと読みたいと思っていて、今回やっと読めました。まず文章の雰囲気が重厚感あふれてて大好物。 多分訳者さんの技術が相当すごいんだと思います。 主人公(著者)の曾祖父・曾祖母の生い立ちから話が進んでいくので、とんでもなくスケールがでかい本です。 中国の大河の流れのような物語、まさに大河小説…! 最近、なぜか縁あってロシアや旧ソ連、中国などの共産主義(だった)国を舞台にした本を読む機会が多い。 正直自分の生きてきた世界とは全く違う価値観。でも、彼らは彼らにしかわからない歴史があって、正義があって、それが「共産主義」というものに集約されただけなのかなあと思ったり。 こういう小説を読むと、その国の政治思想や宗教などの大きなものだけにとらわれて、そこに住む人々のことを忘れたくないなあと思わせてくれる。 下巻を読むのも楽しみ。

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2022/06/15

母に勧められて中学生のときに読んだ。ただただ壮絶で衝撃の連続だった。いま読んだらもっとわかることがたくさんあるはず。読みたい

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2021/11/11

30年前のベストセラー。ずっと気になっていた作品をようやく読むことができました。 日中戦争、国共内戦、そして文化大革命の時代を生きた、祖母、母、著者の三代記です。ドキュメンタリーたっちの文体は淡々としていますが、語られる事実は凄まじく、時に惨たらしい。とくに文化大革命期のところ...

30年前のベストセラー。ずっと気になっていた作品をようやく読むことができました。 日中戦争、国共内戦、そして文化大革命の時代を生きた、祖母、母、著者の三代記です。ドキュメンタリーたっちの文体は淡々としていますが、語られる事実は凄まじく、時に惨たらしい。とくに文化大革命期のところでは、人々の生活、人間の欲望と醜さが赤裸々に描かれていて、正直、読んでいて辛くなりました。それでも、歴史の事実の重みが好奇心を刺激したのか、本を閉じることはできませんでした。この厳しく難しい時代を生きた人々の息遣いが、生々しく感じられます。著者が最後に文化大革命の枷から解放される最終章では、著者と一緒になって解放感と喜び(重苦しいけれど)を感じられた気がしました。 何らかの形で中国に関わる人には特に、一読をお勧めします。

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2019/08/18

辛亥革命、抗日戦線、国共内戦、文化大革命を生きた女性の3代記。圧倒的な迫力のノンフィクションだ。特に文化大革命については、かくもすさまじい歴史をかの国は持っているのかと驚くばかりだ。 世界的ベストセラーの本書だが、中国本土では出版されていない。著者および家族もロンドン在住だし、今...

辛亥革命、抗日戦線、国共内戦、文化大革命を生きた女性の3代記。圧倒的な迫力のノンフィクションだ。特に文化大革命については、かくもすさまじい歴史をかの国は持っているのかと驚くばかりだ。 世界的ベストセラーの本書だが、中国本土では出版されていない。著者および家族もロンドン在住だし、今でも毛沢東は天安門広場を見下ろしている。

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2017/01/26

日本占領時代の満州で、軍閥将軍の妾として生きた祖母、草莽期の中国共産党幹部として革命に身を投じた母、紅衛兵だった著者自身の三代にわたるノンフィク。上巻は著者自身の少女時代の描写を中心に文化大革命前夜まで描かれている。ベストセラーになったのも、本国で発禁処分されたのもよくわかる内容...

日本占領時代の満州で、軍閥将軍の妾として生きた祖母、草莽期の中国共産党幹部として革命に身を投じた母、紅衛兵だった著者自身の三代にわたるノンフィク。上巻は著者自身の少女時代の描写を中心に文化大革命前夜まで描かれている。ベストセラーになったのも、本国で発禁処分されたのもよくわかる内容。中国近代史に興味ある人は一読されたらいいと思う。

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2024/06/08
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※このレビューにはネタバレを含みます

かなり衝撃的なノンフィクションです。 「これは事実なのか?」と疑ってしまうほどの内容。 満州国の建国、日中戦争、国民党・共産党の内戦、毛沢東の独裁体制。激動の20世紀の中国に生きた三世代の女性を描いた壮大なドラマ。 軍閥将軍の妾となり波乱の時代の中でも子供たちを守ることに心血を注いだ祖母。 抑圧された生き方を嫌い共済党員となり革命に身を投じる母。 「中国」のスケールの大きさ、奥深さ、力強さをまざまざと見せつける作品。

Posted byブクログ