清貧の書・屋根裏の椅子 の商品レビュー
今ではあまり読まれな…
今ではあまり読まれない林芙美子の短編集。「清貧の書」は清々しいです。
文庫OFF
林芙美子氏というと、森光子さんの放浪記の舞台のでんぐり返りというイメージしかなく、これまで避けてきた私が、この本で4冊目。良くも悪くも流行作家と呼ばれてきたであろう氏のことが少しずつ分かってきたような気がする。 この短編集では、主人公や彼女を取り巻く人々の生き様や生活状況(広...
林芙美子氏というと、森光子さんの放浪記の舞台のでんぐり返りというイメージしかなく、これまで避けてきた私が、この本で4冊目。良くも悪くも流行作家と呼ばれてきたであろう氏のことが少しずつ分かってきたような気がする。 この短編集では、主人公や彼女を取り巻く人々の生き様や生活状況(広くは社会の状況-貧困、女性の置かれていた立場など、いろいろな人権上の課題など)が知れ、読み進めるのが辛くなる時が何度かあったが、やめられない自分もあった。 社会が変容していく中で、未来も見えにくくなっている今。昔を知るべく、建物や風景さえもなくなり変化していく中で、文学として当時の有り様を残された氏の業績は大きいと感じた。
Posted by
主人公らとすれ違う人々の優しさは気まぐれなものだ。困難でも縋らずに独力で歩み、一時寄り添う。女性が堪えればその時は長く続く。 明るい話ではないが、女性のひたむきさには惹かれる。
Posted by
- 1
