サビーヌの日記 の商品レビュー
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(リンク先では3部作を通しで紹介しているため、一応ネタバレ扱いにしました) 「不思議な文通」3部作の2作目にあたる作品です。 シリーズ1作目はこちら:https://booklog.jp/item/1/4309202047 完結編はこちら:https://booklog.jp/item/1/430920225X シリーズ全体のレビュー、続編の情報などを1作目「不思議な文通」の方に書きました。
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3部作の2冊目。作品の形態は1作目と同様に手紙とはがきの往復書簡。 グリフィンは自分探しの旅に、サビーヌはロンドンに。 とはいえ、お互いに会ってはいないので「サビーヌは本当に存在するのか」というそこはかとない不穏な雰囲気が始終漂っている。次の巻で2人は出会えるのか!? やはり30年前の作品だなぁ、という感触もあります。仕事をしつつ(?)あちこちに旅ができるという余裕。今は世界全体で日々コストカットに励んでいる気がします。
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<不思議な文通 グリフィンとサビーヌ>の続編。 形式はまったく同じで、本に印刷されたはがき(表裏)と貼り付けられた封筒の中から折りたたまれた手紙を取り出し広げて読むという手法が使われている。それは、とりもなおさず、他人の手紙を盗み読むというスリリングな感情さえ手伝わせるように仕組...
<不思議な文通 グリフィンとサビーヌ>の続編。 形式はまったく同じで、本に印刷されたはがき(表裏)と貼り付けられた封筒の中から折りたたまれた手紙を取り出し広げて読むという手法が使われている。それは、とりもなおさず、他人の手紙を盗み読むというスリリングな感情さえ手伝わせるように仕組まれていて・・・。 手紙も葉書も原文そのままの英語で綴られており、本を開けたはじめのページに奥書の書かれた封筒が貼り付けられ、その中に、翻訳された小冊子が入っている。 前回のシュールチックな終わり方が気になり、今回は、その小冊子から一気に読み上げてしまったが、それがどんなに邪道であったかと、読み終わったあとでひどく後悔した・・・。 最終回の<黄金のとびら>は、初回の本のように、一つ一つ、順番に翻訳冊子と手紙を見比べながら読んでいこうと思う。
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