あなたに褒められたくて の商品レビュー
高倉健さんの、エッセイ集。 読書会で紹介していただいて、 その後、とある本屋の平積みでフラッと。 なんとも人となりが偲ばれる内容で、 何事にも真摯だったのだなぁと、あらためて。 個人的には「鉄道員」や「南極物語」、 「ブラックレイン」が、印象に残っています。 久々に何か借...
高倉健さんの、エッセイ集。 読書会で紹介していただいて、 その後、とある本屋の平積みでフラッと。 なんとも人となりが偲ばれる内容で、 何事にも真摯だったのだなぁと、あらためて。 個人的には「鉄道員」や「南極物語」、 「ブラックレイン」が、印象に残っています。 久々に何か借りてこようかな、なんて。
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うさぎのお守り が言葉では言い表せない気持ちになり ただただ「高倉健」という人に頭が下がる思いでした。何故とか理由もなく涙が出て仕方なかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
誰かしらに焦点もしくは宛先にしているエッセー集。 今まで知らなかった高倉健という俳優の人柄に触れることができます。 (メディアでよく言っている印象としてではなく、)文章だけでもものすごく、まっすぐで、筆まめな人だったんだろうなぁと想像ができます。
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以前から読んでみようと思っていた高倉健さんのエッセイ集。亡くなったのを機に手に取った。 「兆治さんへの花」は、如何にも健さんらしい。 「お姫様の腰かけ」なんて、ほほえましくもある。 「あなたに褒められたくて」は、健さんの心の奥が心がのぞけるようで、こちらの心もホッと温かくなる。
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先日お亡くなりになった高倉建さんが ロケ地で出会った人々との思い出を書きつづったエッセイです。 長い俳優生活の中で いろいろな人々との出会いがあり、 そのたびに人とのふれあいや絆を教えられたと綴っている作品が多く、 謙虚な高倉さんの性格がどの話にも溢れ出ていました。 特に私の...
先日お亡くなりになった高倉建さんが ロケ地で出会った人々との思い出を書きつづったエッセイです。 長い俳優生活の中で いろいろな人々との出会いがあり、 そのたびに人とのふれあいや絆を教えられたと綴っている作品が多く、 謙虚な高倉さんの性格がどの話にも溢れ出ていました。 特に私の印象深い2作を上げてみます。 ●内蒙古の赤ん坊 1990年夏、高倉さんは仕事で中国の内モンゴル自治区へ行きました。 そこである女性から一枚の赤ん坊の写真を貰います。 当時の中国は一人っ子政策中。 その女性にとっては、自分の子どもの写真が宝物中の宝物でした。 「一番の宝物を見せるから、見たら返してほしい」との 内容の手紙も添えられていました。 自分にとって一番の宝物は何だろうと深く考えた高倉さん。 親子の絆と母の子供を思う気持ちにうたれる作品でした。 ●あなたに褒められたくて 映画スターになっても 高倉さんの身体のことを一番にきにかけていた高倉さんのお母さん。 子どものころの思い出に始まり、スターになってからも、 お母さんにとっては いつまでも世話のやける子供だったのです、あの高倉さんが。 高倉さんはがむしゃらにお仕事しますが、 それもこれも理由はただひとつ、 ?お母さんに褒められたくて″の気持ちからと書かれてあり、 本当に不器用な男性の本音なんだなとホロリとしました。 先日お亡くなりになった高倉健さん。 後年の映画作品の頃しか知りませんが、 私の中では、「八甲田山死の彷徨」が一番となっています。 その人柄は映画の中の人物そのものといった感じでしょうか。 無口でもじんわりと温かみが感じられる人柄。 それこそ、高倉健さんが皆に好かれる理由だったと思います。 ご冥福をお祈りします。
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あなたが誰なのかは、読む前から察しがついていた。 稀代の大スターも、人間であることには変わりない。一人の日本人の男性だ。 いろんな作品に出演し、いろんな人々に出会い、いろんな旅をしたことがこの本に詰まっている。 高倉健さんのようには行かないだろう。 けれども、私も貴女も、人生と...
あなたが誰なのかは、読む前から察しがついていた。 稀代の大スターも、人間であることには変わりない。一人の日本人の男性だ。 いろんな作品に出演し、いろんな人々に出会い、いろんな旅をしたことがこの本に詰まっている。 高倉健さんのようには行かないだろう。 けれども、私も貴女も、人生という旅をしている一人の日本人であることには変わりない。 どんなにお金を儲けても、どんなに有名になろうとも、人はみんな一人で死んでゆく。 高倉健さんは、世の中にはそっと別れを告げられた。 ちょうど、鉄道員で、主人公が定年間際に極寒の職場である駅のホームで帰らぬ人となったように。 私たち日本人は、心の故郷のような高倉健を喪ってしまった。 けれども、高倉さんが出演した映画作品はずっと残っていく。 彼の生き様に涙する人々が、世界の何処かに存在する限り。 ありがとう、健さん。 この本を読んで、また沢山の映画を観たくなりました。
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故・高倉健の珠玉のエッセイ。透き通った目を通して描かれる、飾り気のない物語集。心が洗われます。オススメです。
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高倉健さんは、とっても素晴らしい感性の持ち主だとおもうのです。だからこそあれほどに研ぎ澄まされた演技ができたのでしょう。この本から、そのことがひしひしと伝わってきます。ありがとう「健さん」。
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健さんの人柄にそっと触れることが出来るような気がする。なんだか、一緒にコーヒーを飲みながら語りかけてくれているような? そんな不思議な気持ちになります。仕事で出会った人たちのエピソードや人と人との繋がりを大切にしてきた。健さんならではの話や題名にある。『あなたに褒められたくて』の...
健さんの人柄にそっと触れることが出来るような気がする。なんだか、一緒にコーヒーを飲みながら語りかけてくれているような? そんな不思議な気持ちになります。仕事で出会った人たちのエピソードや人と人との繋がりを大切にしてきた。健さんならではの話や題名にある。『あなたに褒められたくて』の母との思い出話はとてもじんわりと暖かくそして切なく…。テレビや映画とは少し違う健さんの魅力があふれています。
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高倉健さんのお茶目な一面が、垣間見れました。もちろん本のタイトルになっている一編には、お母さんへの気持ち、お母さんの健さんへの気持ちが感じられて、しみじみとしました。小林稔侍さんとのエピソードも、よかったです。
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