闇から覗く顔 の商品レビュー

高橋克彦【著】

2009/10/04

「闇から覗く顔」なんて、すごいホラーちっくなタイトルですが、中身はものすごく暖かみのあるヒューマンミステリーです。
目吉さんが、犯人を諭す言葉に、ホロリときてしまいました。

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2009/10/04

８歳の少女・月岡怜の中に、江戸時代の天才人形師・泉目吉が蘇った。奇妙な精神の同居状態のままたまたま遭遇する事件の謎を、目吉センセーの鋭い観察眼で解き明かす推理シリーズたぶん第２作、かな。
以前読んだ「闇から招く声」が３作目っぽい。
高橋克彦は時代物もよいけど、時代劇の昔に生きる人を現代に蘇らせたこの話は設定が大変面白い。
周囲の大人たちの「蘇っちゃったもんはしょうがないよね。仲良くやろうぜ」的な馴れ合い加減がいい感じである。