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風幻 の商品レビュー

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2026/03/25

「ニジンスキーの手」 これで新人賞受賞……し、新人……???????? と今読んでも瞠目必至の、男同士のクソデカ感情がこれでもかこれでもかと詰め込まれた耽美犯罪短編小説。 嫉妬と執着と、狂気と一握りの恋情……。 この時点で既に、女を挟んだ男と男の駆け引き的なものがある…赤江瀑美学...

「ニジンスキーの手」 これで新人賞受賞……し、新人……???????? と今読んでも瞠目必至の、男同士のクソデカ感情がこれでもかこれでもかと詰め込まれた耽美犯罪短編小説。 嫉妬と執着と、狂気と一握りの恋情……。 この時点で既に、女を挟んだ男と男の駆け引き的なものがある…赤江瀑美学や……。 「禽獣の門」 こ、これがかの有名な……。 奥さんの横で旦那が美しく力強い若者に…っての、思った以上に描写がアレでオラびっくりしたぞ……。 「花夜叉殺し」 再読。 やっぱり、耽美!!幻想!!美しい男の懊悩!!! みたいなの、凄いな…。 「虹色の翅の闇」 これがまた凄い。美しいものの醜い部分、美しいものが自分の目の前で転落していく姿……。 まーた女を挟んだ濃厚過ぎるBLやってるよ…と見せかけて……と思わせといて、やっぱりそうなんかーーーーーい。みたいな。 皆川博子かと思った(内容のエグさが) でもこれを男同士で書くのが赤江瀑だよなあ…。 「千夜恋草」 タイトルがいいよね。 なんとびっくり映像化もしているそうで。いやあ…時代だなあ……。 湿度高い少年愛じみたエロさが、香木の匂いと共ににじむ……。 ”京都小説集”に収録されてるのが、なんとなく一番しっくりくる。修学旅行ネタだからかな。 そのテーマをこういう風に持ってくるんだから、赤江瀑ってやつぁあ………(頭抱) 「ジブラルタルの短剣」 やっぱSMぽい?のも書いてたんだな、赤江瀑。 自覚のない精神的サディスト、世界観にめちゃ似合うもんな……。 「卯月恋殺し」 これもタイトルめちゃいい。 銃に心奪われた女は、二人の男に求められ、しかしその二人の男はある日……。 っていう、まーた女を挟んだ男二人の…ですよ。大好きですよそんなん。 しかも、こういう形の心中…みたいの、赤江美学の一つだよね……。 「花曝れ首」 再読。 何度読んでも別格に凄まじい……。 ヒロインの現代パートも凄いんだけど…。 こういう女性を挟んだ男性同性愛…時代だなあ……。 色子二人の、ならず者への求愛の凄惨さよ……。 やっぱ赤江瀑短編のベスト10にこれは入ると思う。 「猫」 能も赤江瀑、カバーしてるんか…。 凄過ぎるて……。 あと”醜女”と”老婆”の凄みみたいなのも、赤江文学のテーマな気がする。 「黒堂」 お地蔵様に…そんな……。 でもそういう罰当たりも背徳も、どこか美しく感じさせてしまうのが赤江文学なんや……。 「忍夜恋曲者」 このタイトルもめちゃいい……、と思ったら、かの有名な滝夜叉姫の歌舞伎の一幕だそうで。なるほど。 血の呪い、みたいなのかな……。 「水鏡の宮」 美しいものと、醜く残忍なもの。 「舞え舞え断崖」 芸術家の老姉妹っての、また凄いな……。 「刀花の鏡」 また女を挟んだ男二人のクソデカ感情やってる……。 「青帝の鉾」 凄惨なんだけど、どこか爽やかだったな…。 青春とか、春がテーマだからかな…。 「殺し蜜狂い蜜」 これが、かの有名な……。 男二人のクソデカ感情の成れの果てが、ここまで濃縮還元されているのに、死のにおいすらも美しく感じられてしまうってのの極致がこれだと思う……。 やっぱ赤江瀑はすげえよ……。 時も場所も違うのに、心中めいて見えてしまうってのも、赤江瀑だ…。 仏像への愛撫だとか、すげえサラッと男遊びすらも………とか、男性器への………とかも、何もかもただのエッセンスだもんな……。

Posted byブクログ

2014/02/26

どれもこれも、けしからんくらい妖しくてぞくぞくする。 タイトルからしてくらくらぞくぞくさせるってすごいと思う。 赤江節、はまる……

Posted byブクログ