不思議な文通 の商品レビュー
第2回ビブリオバトル全国大会inいこま準決勝Eで紹介された本です。チャンプ本。グランドチャンプ本。 2017.3.19
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(リンク先では3部作を通しで紹介しているため、一応ネタバレ扱いにしました) いわゆる「しかけ絵本」としては地味な方だと思いますが、手書きの文章、タイプライターの誤字を修正した跡、そして自分の手で実際に封筒を開いて手紙を読むという文字通りの読書「体験」が、物語の不思議さを更に引き立てる素晴らしい演出になっています。 本作には2001年~2003年に続編となる「The Morning Star Trilogy」、2016年には完結編「The Pharos Gate」が発表されていますが、残念ながら現在までに日本語版は発売されていません。 https://booklog.jp/item/1/B0007PB1X8 https://booklog.jp/item/1/1551925230 https://booklog.jp/item/1/1551926210 https://booklog.jp/item/1/1452151253 続編「The Morning Star Trilogy」についてはGoogle翻訳でどうにか読みましたので、レビューに簡単なあらすじを書きました。 「The Pharos Gate」についてもいずれレビューしたいと思います。
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ある日、知らない人(女性)から「あなたのことを知っている。」と手紙が来て文通が始まる。遠く離れた場所で絵に関わる仕事をしている二人…最初は半信半疑だった男性の受け取り人のほうがのめり込んでいく。 1992年発行。30年前ですね。確か大型書店で見かけて購入。二人がやり取りするはがきと手紙で構成されている。手紙はページに封筒が張り付いていてその中に手紙が入っている。今だとメールかSNSになるのかな。 30年前は少し怪しくもロマンチックと思っていたんですが、今はちょっとホラーかも…と思ってしまうのは時代のせいか、歳を取ったせいか(;'∀')
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1992年の初版を買いました。そのときもオシャレな絵はがきや封筒が実際に本に入っていることとその不思議な内容にとてもドキドキしたことを覚えています。 ふと、続編があることを思い出しましたが、既に絶版になっているようです。 今、読み直してもオシャレで、誰かに手紙やハガキを書いて出し...
1992年の初版を買いました。そのときもオシャレな絵はがきや封筒が実際に本に入っていることとその不思議な内容にとてもドキドキしたことを覚えています。 ふと、続編があることを思い出しましたが、既に絶版になっているようです。 今、読み直してもオシャレで、誰かに手紙やハガキを書いて出したくなるような本です。
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サビーヌとグリフィンの文通で使った手紙。 美しいイラストが描かれたはがきや切手、 手紙の端に落書きのように書き込まれたモノ。 二人の不思議な文通を通して、 それらをじっくりと眺めることができます。 見てたら友達に手紙を書きたくなってしまいました。
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惹かれるものがあって、古本屋で袋が被されていて中身を確認出来ないのにも関わらず、何か儲けた気になり、レジまでるんるんと持って行きあれよとつい買ってしまった不思議な絵本。 それを「本に呼ばれた」と言うのだろうか。 奇妙な印象を残す絵と手紙のやりとりがたまらなく好みで、やっぱり「呼ば...
惹かれるものがあって、古本屋で袋が被されていて中身を確認出来ないのにも関わらず、何か儲けた気になり、レジまでるんるんと持って行きあれよとつい買ってしまった不思議な絵本。 それを「本に呼ばれた」と言うのだろうか。 奇妙な印象を残す絵と手紙のやりとりがたまらなく好みで、やっぱり「呼ばれた」のだと思う。旅先から意味不明な手紙を貰いたいし送りたい今日この頃。旅の予定がない。筆まめな友人もいない。この欲望が満たされるのは果てしなく遠い。
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人の手紙を盗み読むときの罪悪感ったら・・・。 この物語は、ロンドンに住む絵葉書作家グリフィンに寄せられた、南太平洋の小島に棲むサビーヌの一通の絵はがきから始まる。シュールともいえる奇妙な二人の関係が暴露されているのだ。 罪悪感に暴露・・・ そう、可愛い色使いの装丁につつまれた...
人の手紙を盗み読むときの罪悪感ったら・・・。 この物語は、ロンドンに住む絵葉書作家グリフィンに寄せられた、南太平洋の小島に棲むサビーヌの一通の絵はがきから始まる。シュールともいえる奇妙な二人の関係が暴露されているのだ。 罪悪感に暴露・・・ そう、可愛い色使いの装丁につつまれたこの絵本を語るには穏やかではない表現。この物語は単なる絵本ではなく、本にプリントされた絵葉書(表裏)や実際に貼り付けられている封筒の中味(手紙)を取り出し開いて読むのだから・・・。 それは、色あせたインクの手書きであったり、タイプで打ってあったり、しかもそのタイプ文字には間違い箇所に手書きで修正もなされているという手の込んだもの。 相手にどんどんエスカレートしてのめり込んでいくという、若かれし頃にこの私でさえ経験した、手紙独特の思い込みや感情を髣髴とさせる臨場は、危険極まりなく・・・。 シュールチックな終わり方(実際には続きがある)に、一瞬、目まいを感じたのは私だけであろうか・・・。
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思わず手紙を書きたくなる絵本です。 物語は、孤独な画家・グリフィンと謎の女性・サビーヌとの文通で構成されています。 「ふいに、ひきこまれて……」 不思議な絵(ポストカード・便箋)と文章が織り成すやり取りは、読んでいるうちに、本当に引き込まれてしまいます。 シュルレアリスムの絵画の...
思わず手紙を書きたくなる絵本です。 物語は、孤独な画家・グリフィンと謎の女性・サビーヌとの文通で構成されています。 「ふいに、ひきこまれて……」 不思議な絵(ポストカード・便箋)と文章が織り成すやり取りは、読んでいるうちに、本当に引き込まれてしまいます。 シュルレアリスムの絵画のような絵を描くグリフィンと、南国風の絵を描くサビーヌ。2人の絵の対比も面白いです。
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見知らぬ相手から届いた手紙が始まりで、話は2人の手紙のやり取りで進んで行くのですが、本には実際に封筒に入った手紙が付いていて、一通一通開いて読んでいくのです。 普通にページをめくって読むのとは違った面白さがあります。 仕掛け絵本のようですが、子供の本ではありません。
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