ある閉ざされた雪の山荘で の商品レビュー
初めて読んだ東野ボン…
初めて読んだ東野ボン。極めて読みやすい文章と明快なトリックにみるみる惹かれました。これが理系の書く推理小説かぁ~と思った。
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ありきたりな設定のよ…
ありきたりな設定のように感じた。他の作品の方が好きです。
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劇団員が集められた山…
劇団員が集められた山荘で、演劇そっくりに行われる殺人事件真犯人は別にいるのか?それともこの中に…?スリリングな展開が良いですね
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叙述トリックがお見事…
叙述トリックがお見事でした。 最後の解説をみてようやくこの物語の叙述に気づけましたが、全て分かってみて「なるほど」と頷ける内容でした
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東野さんが書いた本格…
東野さんが書いた本格のなかで本書の出来が1番良いです。もちろんトリックも冴えているが、登場人物たちの人間関係にも注目してほしいです。
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舞台はタイトル通り「…
舞台はタイトル通り「ある閉ざされた雪の山荘」・・・という設定。登場人物は舞台のオーディションに受かった劇団員達。この山荘を舞台に次々と殺人が起こるが、これが脚本家がしかけた芝居なのか、はたまた現実なのか・・・残された者達で推理し話はどんどん進んでいく。東野さんの作品の中でも本格と...
舞台はタイトル通り「ある閉ざされた雪の山荘」・・・という設定。登場人物は舞台のオーディションに受かった劇団員達。この山荘を舞台に次々と殺人が起こるが、これが脚本家がしかけた芝居なのか、はたまた現実なのか・・・残された者達で推理し話はどんどん進んでいく。東野さんの作品の中でも本格と呼べる一作だと思います。
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密室のトリックがすご…
密室のトリックがすごかった。設定がありきたりでテンションが下がるが読後には「なるほどこういうことか!」と納得する。
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古典的な「雪の山荘」…
古典的な「雪の山荘」パターンを作者がどう料理するのかが見ものの作品。さすがによくできているとは思いますが、探偵役が平凡すぎるし、ラストはそんなキレイ事で終わるのか?という感じでした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
よく言えば読みやすい。 悪く言えば単純。 動機も犯人もわかりやすすぎる。 動機については、オーディションに落ちた女の子が登場した時点から「あー、この子関連だな」と察し。犯人かな?もしくは共犯かな?とりあえず復讐だなと思う。 犯人は、明らかに怪しませようとする描写が多く、正直考察させようとしてないよね?って印象。中西の発言で主人公も「こいつが怪しい」と気づいたかの描写が描かれているし、それまではアリバイ作りの件で相棒ポジかなーとか思ってたけど、あからさまにアリバイを隠したがる怪しい言動が多かったので、犯人候補に浮上。主人公が読者を誘導してくれているようにしか思えない。 面白ポイントをあげるなら、三重構造だったことかな。それ以外は正直つまらない。設定(現実か演技か)が面白かっただけに、残念だった。 ラストもそんな終わりかーって感じ。
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再読。オーディションに合格した七人の役者たちが貸し切りのペンションに集められる。その中で起こる殺人事件は、役作りのための設定のはずだった。しかしメンバーが姿を消すにつれ、残った者の中に疑惑が生じる。これは本当にただの芝居なのか、それとも……? サスペンス感のある雪の山荘ミステリで...
再読。オーディションに合格した七人の役者たちが貸し切りのペンションに集められる。その中で起こる殺人事件は、役作りのための設定のはずだった。しかしメンバーが姿を消すにつれ、残った者の中に疑惑が生じる。これは本当にただの芝居なのか、それとも……? サスペンス感のある雪の山荘ミステリです。 「殺された」者はただ姿を消し、残されたのは死体に模した紙切れのみ。ただし読者に対しては、しっかりと不穏なシーンが提示されているので最初から不吉な疑念が生じた状態です。作中人物たちは芝居だと暢気に構えているものの、途中であるものが見つかったことからどんどん不安感が膨らんでいきます。さらに嫌なところが、これは「雪の山荘」ではあるものの、それは設定上でしかないというところ。彼らは逃げ出そうと思えばいつでも逃げ出せる状況であるのに、もし逃げ出せばオーディション失格となってしまう、ということに縛られ抜け出せない、それがサスペンス感を倍増させている気がしました。事件が本物なのかどうか、その確信が掴めないところが何ともいえず嫌な感じのミステリでした。実際に閉じ込められているよりも嫌かもしれません。
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