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神話の力 の商品レビュー

4.4

13件のお客様レビュー

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2017/04/30

いわゆるヒーローズ・ジャーニーとか、文化を超えて、神話や物語には、同じようなものが多い。 という話しの原典は、キャンベルだよね、ということで、とりあえず、読み易そうな本をざっくり読んでみた。 これはキャンベルの生前最後のインタビューを本にしたもの。 インタビューなので、結構...

いわゆるヒーローズ・ジャーニーとか、文化を超えて、神話や物語には、同じようなものが多い。 という話しの原典は、キャンベルだよね、ということで、とりあえず、読み易そうな本をざっくり読んでみた。 これはキャンベルの生前最後のインタビューを本にしたもの。 インタビューなので、結構、読みやすいといえば、読みやすい。 神話だけでなくて、スターウォーズの話しとか、いろいろなトピックがでてくるし、え〜そうだったんだ!という発見も多い。かなり面白い本だと思う。 が、この本の一番すばらしいところは、そういうキャンベルの分析のさえではなくて、いろいろなエピソードを通じて、語られる哲学ですね。 哲学といっても、難しいことをいっているのではなく、「あなたはどんな人生を生きるのですか?」「あなたはどんな愛をいきますか?」「あなたは死をどうとらえますか?」みたいな、根源的な話し。 神話などの分析を通じて、こうした問いにキャンベルなりの答えを語っています。実に、実生活でどう生きるかというレベルでね。 キャンベルは、いわゆる神話学みたいな領域だけでなく、それこそ、スターウォーズを始めさまざまなストーリーづくりに影響を与えているし、心理学的な方面でもしばしば言及されているわけだけど、その辺の必然性がよく分かる本でした。

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2015/07/06

読むのに随分時間が掛かった´д` ; 対話の形で話が進むのでスムーズかと思いきや、世界中の神々が登場するので知らないとその度そこで自分でイメージするための時間がいるため、かなり疲れる本でだった。でもこれ系の素材や内容は他にないと思えるほど豊富なので、これからもまた思い出してはペー...

読むのに随分時間が掛かった´д` ; 対話の形で話が進むのでスムーズかと思いきや、世界中の神々が登場するので知らないとその度そこで自分でイメージするための時間がいるため、かなり疲れる本でだった。でもこれ系の素材や内容は他にないと思えるほど豊富なので、これからもまた思い出してはページを開くことになると思う。

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2013/11/24

全ては一であり一は全て…。 エピファニーと永遠を感じられるようなふとした瞬間を意識しよう。 そして運命愛〜「全ての人が生きる中でめいめい自分自身の幸福への鍵を持っている。その人がしなくてはならないことはそれを認識し育てそれとともに歩むこと」

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2012/05/23

以下引用 p.184 モイヤーズ「自然に本来備わっている神性を私たちにわからせてくれるのは、現代においてはだれでしょう。われわれのシャーマンはだれですか。目に見えない物事を説明してくれる人は?」 キャンベル「それは芸術家の仕事です。ただし、神話のことも、人間のことも、よくわか...

以下引用 p.184 モイヤーズ「自然に本来備わっている神性を私たちにわからせてくれるのは、現代においてはだれでしょう。われわれのシャーマンはだれですか。目に見えない物事を説明してくれる人は?」 キャンベル「それは芸術家の仕事です。ただし、神話のことも、人間のことも、よくわかっている芸術家に限ります。あるプログラムを押しつけてくれるような、ただの社会学者ではだめです。」 モイヤーズ「その他大勢のふつうの人間はどうなんでしょう。詩人でも画家でもなく、超越的な無我の境地なんかとは無縁な人間は。私たちはどうやったらそういうことを知ることができるんでしょう。」 キャンベル「とてもいい方法を教えましょう。部屋に座って本を読むーひたすら読む。然るべき人が書いたまともな本ですよ。すると知性がその本当同じ高さまで運ばれあなたはそのあいだずっと、穏やかな、静かに燃える喜びを感じ続けるでしょう。」

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2011/11/17

授業で紹介されたからよんだ。スターウォーズ好きは必読。 英雄神話がなぜこんなに人の心をつかむのか 無意識どうこうの話はユングとフロイトを思い出す。 会話形式だしよんでいて楽しい。私みたいな活字離れは 本の分厚さにびびったけど、全然苦じゃなかった

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2011/03/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 最高!神話を心理分析の観点から語った対話本だけど、解釈が非常にロマンチック。たとえそれがJ・キャンベルの一考察にすぎないとしても、読者がそこから得るものは大きい。神話はあくまでも物語であり、それゆえに私たちが理解するうえでは必ず個人的な解釈が介入することになる。ただそれを前提にしないと、この本は単なる著者の夢物語としか感じられないだろう。

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2011/03/28

 非常に詩的な言葉によって、心にしみてくる対話編である。 神話の役割は、物語を通した自分との対話であるといえる。神話は究極の真理の一歩前という表現がストンと胸に入ってきた。究極の真理とは言葉にできないものだからこそ一歩手前なのだ。神話の題材が洋の古今東西を問わず共通性と普遍性があ...

 非常に詩的な言葉によって、心にしみてくる対話編である。 神話の役割は、物語を通した自分との対話であるといえる。神話は究極の真理の一歩前という表現がストンと胸に入ってきた。究極の真理とは言葉にできないものだからこそ一歩手前なのだ。神話の題材が洋の古今東西を問わず共通性と普遍性があることから、人生でのヒントを得ることができるだろう。

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2011/03/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

レヴィ・ストロースより前に神話について語っていた人 という記述が何かにあったので読んでみた ジャーナリストと著者との対談形式を文章におこしたもの 近代に入る前に神話が人間に対して持っていた意味を世界中の神話を生涯研究してきた比較心理学の大家である著者が、ジャーナリストの質問に答えながら語っていく という形になっている 非常にためになった 神話は隠喩であり、あなたの中に神は在り私の中にも神が在る 西洋や東洋、その他もろもろの文化の違いで表現のされ方は違うけれども、表現したいことはどこでも同じである だが、表現したいものはそもそも言葉にできないもの言葉を超えたところにある それが神、というか神秘、というか根源、というか そんなようなものである 自分なりに要約するとそんな内容だった 京極堂の「鉄鼠の檻」で言っていた禅の境地に同じなのかなあ うーん、知りたいことは尽きない 関連文献を読んでみようかなあ

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2010/03/21

去年の今頃、手にしていた一冊。 あの頃は信じ込みたい世界があってそれを支えるガイドラインとしてこの本を利用したいと思っていた。だから気持ちよくページをすすめることが出来なかった。 今は新しい視点から再び向き合ってみたいと思う。 地上に繰り広げられる神話の世界を探っていきたい。

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2010/02/04

ABCでUAの本棚にも発見。読まずにはいられない題名。 映画の話から、ジョーゼフ・キャンベルの読書術まで、天才はこうして作られるのか!

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