タイフーン謀叛海域 の商品レビュー
ソビエト連邦大統領(国家元首)が、ペレストロイカ(再構築)・グラスノスチ(情報公開)をスロ-ガンに政治改革を進めていた頃、東西冷戦終結によって権限と利益の縮小を余儀なくされ危機感を募らせたソビエト海軍上級将校らが、原子力潜水艦隊扇動による軍事ク-デタ-で政府転覆を目論む超大型海洋...
ソビエト連邦大統領(国家元首)が、ペレストロイカ(再構築)・グラスノスチ(情報公開)をスロ-ガンに政治改革を進めていた頃、東西冷戦終結によって権限と利益の縮小を余儀なくされ危機感を募らせたソビエト海軍上級将校らが、原子力潜水艦隊扇動による軍事ク-デタ-で政府転覆を目論む超大型海洋冒険小説です。現実に起こり得たかも知れない、いや起きても不思議でない一触即発の危機的状況に直面する原潜司令塔での艦長は、第三次世界大戦の鍵を握らされた熾烈な苦闘を続ける孤高の戦士であることに、言い知れぬ戦慄を覚え凍り付きます。
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冷戦時代の遺物ともいえる大陸間弾道ミサイルを搭載したタイフーン級という潜水艦が本作の主役であるが、この潜水艦は全長172.8メートル、全幅23.3メートル、160人を乗せ、9000kmの射程を持つSLBMを最大20基搭載し、僅か1艦でも北米大陸を焦土にさせるほどの威力があるという...
冷戦時代の遺物ともいえる大陸間弾道ミサイルを搭載したタイフーン級という潜水艦が本作の主役であるが、この潜水艦は全長172.8メートル、全幅23.3メートル、160人を乗せ、9000kmの射程を持つSLBMを最大20基搭載し、僅か1艦でも北米大陸を焦土にさせるほどの威力があるという怪物である。この潜水艦どおしが正義と権力を巡り死力尽くして衝突する。言えばこれだけの作品であるが、展開のテンポが絶妙でサブマリンノベルというジャンルがあるとすれば、本作は間違いなく秀作である。
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