マキアヴェッリ語録 の商品レビュー
マキャベリの要約でな…
マキャベリの要約でなく、抜粋というかたちをとっています。これを読んでから本文を読むと非常にわかりやすくて助かりました。
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抜粋のセンスがいいと…
抜粋のセンスがいいと思います。この『語録』を読んで、再度『君主論』に挑戦しました。
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否定でも肯定でもない…
否定でも肯定でもない、美化も醜化もない、ただあるがままの人間を描いた名言集。類似の書籍も出ていますが、あえて実例を削ることで読みやすさは抜群です。高校時代に出会い、とても影響を受けました。中学・高校に出会うも良し、人生経験を積んだ後で出会うも良しの良品です。できれば手元において時...
否定でも肯定でもない、美化も醜化もない、ただあるがままの人間を描いた名言集。類似の書籍も出ていますが、あえて実例を削ることで読みやすさは抜群です。高校時代に出会い、とても影響を受けました。中学・高校に出会うも良し、人生経験を積んだ後で出会うも良しの良品です。できれば手元において時々見返して心を引き締めるのに使いたいですね。
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マキアヴェリを読み始…
マキアヴェリを読み始めるきっかけがこの本でした。彼の思想のエッセンスが凝縮された人間の本質を衝いた至言の数々!入門にうってつけです
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
古代ローマの歴史小説、イタリア関連の著作で有名な塩野七生氏。彼女の1988年発行の作品。 政治哲学の文脈で度々名前があがるマキアヴェッリの各種著作からのパッセージを抜粋し、君主篇、国家篇、人間篇の三章でまとめた語録。 ・・・ 塩野氏の歴史小説は幾つか読んでいましたが、本作のような過去の著者からの抜粋(語録)は意外と簡単ではないと感じました。 やはり、時代や背景も異なる国での話。1600年頃のフィレンツェの話を、古代ローマの話を引き合いに出されて説明されるわけです。 ただ、そこは作品の構成が手助けになった気がします。 君主篇は、うちのトップ(部長クラス)の人たちを想像しつつ読み、ああかの部長は器がちいさいなあと嘆きつつ。 国家篇はこれまた会社での雇用関係(リーダーたる会社の重鎮たちと、民衆たる私はじめ一般社員)を念頭に。 そして最後の人間篇は、当然ながら自分の性格を鑑みつつ読んだ次第です。 ・・・ マキアヴェッリというと、賢哲による独裁がよいみたいな主張の印象(印象です、すみません)がありますが、厳しい競争社会では温情だけでは生き残れない、みたいな方向性であると理解しています。 その中にあって、幾つか印象的なパッセージを挙げます。 仮に自由な投票制度に支えられた共和制でも、1.権力の適用範囲を限定し、コントロールできる仕組みを整える、2.権力は一定期間に限って与えられる、という2点を強調している政略論からの抜粋(国家篇22、P177-179)は印象深かったです。 フジテレビの某会長を頭に思い浮かべつつ読みました。 ・・・ もう一つは少し引用します(作品そのものが“引用”ですから、引用の引用!?済みません) 「いくつかの民族は、なぜ自分たちの土地を捨てて他国に侵入し、そこで国を作るかの理由だが、これは戦争の一種とみるべきであろう。 その人々は、戦乱によるか飢餓のためかして、やむをえず家族ともども侵入してくるわけだが、この種の侵入は、領土欲に駆られてではない。とはいえ、先住民族を追い出したり殺したりすることにおいては、変わりはないのである。だからこそ、通常の戦争よりも残酷な様相を呈する場合が多いのだ。 この、やむをえずにしても新天地を求めて侵入してきた民族がもしも非常に多数の人間からなっている場合は、必ずといってよいほど先住民族を追い出し、殺し、財産を奪った果てに新国家を建設するようになる。 そして建設の後は、モーゼがしたように、またローマ帝国のあちこちに侵入した各民族が行ったように、地名を変える現象が起こる。」(国家篇44, P.200) ちょうど、旧約聖書読破中につき、やっぱりユダヤのやり方は勝手に見えるという読み方でよいのだよねえ?と確認できたことで個人的に印象が深かったものです。 ・・・ ということで、塩野氏によるマキャヴェッリ語録でした。 国家・政治を語るというのは、良識ある国民はするべきやもしれません。 が、窓際で、食い扶持を稼ぎつつ生存競争を勝ち抜くことに血眼な私には、本作、ちょっと大上段に構えたかの様相もありました。 会社の管理職、経営者には響くかもしれませんね。
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■結果さえ良ければ手段は常に正当化される。 ■必要に迫られて止むを得ずやったことでも、自ら進んで 選択した結果であるかのように思わせることが重要。 学ぶところ大である。特に上記2点は自分には無い考え方なので興味深い。いつも自分にとって共感できる文面を探して賞賛する、という手法...
■結果さえ良ければ手段は常に正当化される。 ■必要に迫られて止むを得ずやったことでも、自ら進んで 選択した結果であるかのように思わせることが重要。 学ぶところ大である。特に上記2点は自分には無い考え方なので興味深い。いつも自分にとって共感できる文面を探して賞賛する、という手法でこれまでやってきたので、これからはこういう手法を取り入れよう。ただし取り繕って出したものは「良い結果」とは言えないし、それゆえそんな結果を作る手段は正当化されない。
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新潮文庫 塩野七生 マキアヴェッリ 語録 「君主論」「政略論」などマキアヴェッリ箴言集 〈君主篇〉 君主は、悪しき者であることを学ぶべきであり、それを必要に応じて使ったり使わなかったりする技術も会得すべきなのである 君主には、運命の風向きと事態の変化に応じて、それに適...
新潮文庫 塩野七生 マキアヴェッリ 語録 「君主論」「政略論」などマキアヴェッリ箴言集 〈君主篇〉 君主は、悪しき者であることを学ぶべきであり、それを必要に応じて使ったり使わなかったりする技術も会得すべきなのである 君主には、運命の風向きと事態の変化に応じて、それに適した対応の仕方が求められるである 征服国と被征服国の言語や風習が共通している場合、次の二点さえ守れば、征服者は被征服者と融合できる 一.昔からの君主の血統を根絶やしにする 二.そこの法律や税制に手をつけない 征服国と被征服国の言語や風習が異なる場合 一.征服者自身がその地域に移り住む ニ.被征服国の重要拠点に移民の共同体を創設する 君主にとっての敵は、内と外の双方にある。敵から身を守るのは〜防衛力と友好関係である 人の上に立つ者が尊敬を得るには 一.大事業を行い、前任者とは違う器であることを示す 二.敵に対する態度と味方に対する態度を、はっきりと分けて示す 中立を保つことは、あまり有効な選択肢ではない〜中立でいると、勝者にとっては敵になり、敗者にとっては助けてくれなかったことで敵視される 優秀な指揮官は、必要に迫られるか、好機に恵まれるかしなければ、決して勝ちを急がない 指揮官は一人であるべき〜指揮権が複数の人間に分散されているほど、有害なことはない 人の運の良し悪しは、時代に合わせて行動できるか否かにかかっている 君主は、民衆がなにか誤りを犯したとしても苦情を言うことはできない〜大衆は統治者を模倣する 歴史は、われわれの行為の導き手である。とくに指導者にとっては師匠である 〈国家篇〉 改革の必要性は、初心に戻ることにある 国家が秩序を保ち、国民が自由を享受するには、清貧が最も有効 〈人間篇〉 運命は変化するものである〜自分流のやり方を続けても時勢に合っている間はうまくいけば、時代の流れにそわなければ失敗するしかない〜慎重であるより果敢である方がよい 人間は、運命に乗ることはできても逆らうことはできない 好機というものは、すぐ捕まえないと、逃げ去ってしまう 忍耐と寛容により人間の敵意を溶解できるなど思ってはならない 報酬や援助を与えれば、敵対関係を好転しうると思ってはならない 他者を強力にする原因をつくる者は、自滅する 人物を評価する最も簡単で確実な方法は、その人物がどのような人々と付き合っているかを見ることである 中くらいの勝利で満足する者は、常に勝者であり続ける 天国に行くのに最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである
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個人の間では、法律や契約書や協定が、信義を守るのに役立つ。 しかし権力者の間で信義が守られるのは、力によってのみである。 2023/3/30読了 500年前の人の言葉なのに、まぁ現在の世界情勢に思い当たることの有ることあること。「力による一方的な現状変更」とか、まさに上記のこと...
個人の間では、法律や契約書や協定が、信義を守るのに役立つ。 しかし権力者の間で信義が守られるのは、力によってのみである。 2023/3/30読了 500年前の人の言葉なのに、まぁ現在の世界情勢に思い当たることの有ることあること。「力による一方的な現状変更」とか、まさに上記のことではないか。
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面白かったです。いつの世も人間の性質には変わらないところがあるのだなと思いました。現代においても通用する内容が多い。 「語録」という形態がとても読みやすかったです。
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社会や人間の本質が客観的に淡々と述べられているので、心に響くこともなく読み終わってしまった。 授業みたい。 大切なことが凝縮されているのに、後で何も頭に残ってない。 それでも考えてしまった一文 「どこの国が今までに防衛を他人に任せたままで自国の安全が保たれると思ったであろうか...
社会や人間の本質が客観的に淡々と述べられているので、心に響くこともなく読み終わってしまった。 授業みたい。 大切なことが凝縮されているのに、後で何も頭に残ってない。 それでも考えてしまった一文 「どこの国が今までに防衛を他人に任せたままで自国の安全が保たれると思ったであろうか。」 自分自身にも言えるのでは?と思った。
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