正史 三国志(1) の商品レビュー
曹操から魏の歴代皇帝までが「本紀」。この形を取っているのはここだけなので、なるほど三国志は一応魏を正当の王朝としていると言えるのね。あと、后妃の列伝と、三国時代の人じゃないけど、董卓と袁紹、袁術、劉表の列伝。どれもこれも裴松之の注があって、歴史書ではあるが、読み物としてもかなり面...
曹操から魏の歴代皇帝までが「本紀」。この形を取っているのはここだけなので、なるほど三国志は一応魏を正当の王朝としていると言えるのね。あと、后妃の列伝と、三国時代の人じゃないけど、董卓と袁紹、袁術、劉表の列伝。どれもこれも裴松之の注があって、歴史書ではあるが、読み物としてもかなり面白い。
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100ページ余りで曹操が死ぬので驚く。更には300ページ足らずで魏が滅ぶ。 これと付随する副読資料から想像の羽を伸ばし、それでも資料の記述にとどまって地に足を付け、大樹となるのが歴史学者。資料にこだわらずに空に羽ばたくのが物語作者。 それだけ多くの人を捉えて止まない稀有な時空。
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無味乾燥にして作者が判断した嘘を排除し魏を正当とした正史三国志。 超世の傑、曹操の偉業から始まります。
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■これが出る前は、隣町の図書館へえっちらおっちら出かけて、そこで黙々と全3巻?5巻?くらいのでっかい本で読んでました。禁帯出だったから、文庫が出たって知ったときは感激でした。 今は後漢書も翻訳が出てるんですよね。いい世の中だ…。 ■紀伝体って、いきなり各論から入る感じ(本紀が総論...
■これが出る前は、隣町の図書館へえっちらおっちら出かけて、そこで黙々と全3巻?5巻?くらいのでっかい本で読んでました。禁帯出だったから、文庫が出たって知ったときは感激でした。 今は後漢書も翻訳が出てるんですよね。いい世の中だ…。 ■紀伝体って、いきなり各論から入る感じ(本紀が総論なんだろうけど)で、読みづらいといえば読みづらいんですけど、個人個人がフォーカスされるぶん、編年だったら削られそうなエピソードも入るし、自分で年表つくるようなマニアックな楽しみはありますね。 ■この本の訳し方がやわらかくて好きです。「まだ許してくれないのかね」とか。ひらがな増やそうと配慮してくれているように思います。私のような専門で漢文の勉強したことない人間には、ありがたい。
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8巻まであります。くれぐれも読み物ではありません。資料です。 当初翻訳を高橋和巳氏が担当されていたとあり、氏の翻訳で出版されていたらと思うと・・・
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正史と呼ばれる「三国志」。 「魏書」「蜀書」「呉書」の三つに分かれています。 趣味で小説を書くときに、調べもので使っています。
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三国志にはまっていきなりこれを読み出した自分自身に疑問を持ちます。でもちゃんと読み切ったところは褒めてあげたいです(笑)
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正史の中でも基盤となる存在。「魏書」第一〜第六が収められている。やはり、三国志を読む上で欠くことの出来ない魏の曹操を中心とした帝紀。これを読まずして正史は語れない。
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はっきり言って、読んでいるうちに寝ちゃいます。でも、最近は"蒼天航路"を見つつ、その話が本当かどうかを拾い読みしてます。そうすると、結構面白い。
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