知的な痴的な教養講座 の商品レビュー
下ネタではない。人間の欲求追求の物語である。博識をとくとくと説くのではなく、自虐も交えながら紹介する姿勢は大人の余裕や受容あってのもの。それこそ自分が憧れる大人の男像になくてはならないもの。
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性=生 死をのぞき見ると生が立ち上がってくるのかな。 たっぷり生きなくちゃね。 いやらしい感じがしません。 笑わせていただきました。
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痴的な部分も下品すぎず、週間プレイボーイで連載されていたの?と思う程かなり知的だった。色々笑いながら読んだけども。 著者の見識の広さと着眼点には驚いた。 更に経験談も面白い。 歴史の勉強なんかにもなったりして、結構楽しかった。 教養ね、なるほど。
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知的で痴的な教養を知りたくて読書。 『週刊プレイボーイ』向けのコラムなので、書名通り、知的と痴的な内容が交互に登場する。下ネタだが、卑猥さを感じさせないところは素晴らしい表現力。こんな引きこませるような表現力をほんの少しでも学びたい。 ホー・チ・ミンの革命秘話が興味深い。社会...
知的で痴的な教養を知りたくて読書。 『週刊プレイボーイ』向けのコラムなので、書名通り、知的と痴的な内容が交互に登場する。下ネタだが、卑猥さを感じさせないところは素晴らしい表現力。こんな引きこませるような表現力をほんの少しでも学びたい。 ホー・チ・ミンの革命秘話が興味深い。社会主義革命を成し遂げる英雄は、北朝鮮しかり、虚像を作り上げるなんだなと思った。影で協力、共鳴した日本人がいたことは意外。 著者の鋭い視点での当時のベトナム、中国論は今から読んでも読み応えがある。 読書時間:約1時間15分
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飲みながら読み始める。 「日本一!」のエピソードに吹き出して笑った。 食、酒、男と女、戦争、宗教、歴史、文学、芸術… 洒落っ気のあるくだけた語り口で多彩な話題。 酒や食についてのエッセイが特に良かった。 『ワインのなかの二人の女』は特に名文。 三島由紀夫『不道徳教育講...
飲みながら読み始める。 「日本一!」のエピソードに吹き出して笑った。 食、酒、男と女、戦争、宗教、歴史、文学、芸術… 洒落っ気のあるくだけた語り口で多彩な話題。 酒や食についてのエッセイが特に良かった。 『ワインのなかの二人の女』は特に名文。 三島由紀夫『不道徳教育講座』の隣に置こうっと。
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あちこちで名前を聞くこの人の著作は一度読んでみたかったのだが、なかなか適当なものを見つけることができなかった。本著はライトなエッセイで読みやすそうでもあったのでとりあえず初体験。なんとも軽い文体で少々品のない記述もあるのだが、ところどころにドキッとする含蓄ある言葉が散在している...
あちこちで名前を聞くこの人の著作は一度読んでみたかったのだが、なかなか適当なものを見つけることができなかった。本著はライトなエッセイで読みやすそうでもあったのでとりあえず初体験。なんとも軽い文体で少々品のない記述もあるのだが、ところどころにドキッとする含蓄ある言葉が散在している。読了後は妙な「なるほど感」。もし御存命なら現状についてどんな見解を示されるのだろう。こういった故人の思想を現在に当てはめてみる読み方も読書の醍醐味である。
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エッセイ・コラム集。タイトル通りシモネタな話もある(というか多い)けれど、それだけではなく歴史、文化、戦争、社会、芸術等々、幅広い話題に及んでいる。シモの話もおかしみのある軽妙な語り口があってアッサリ楽しく読めます(純情乙女に薦めたいは思わないが)。 開高氏の別の著作の解説で...
エッセイ・コラム集。タイトル通りシモネタな話もある(というか多い)けれど、それだけではなく歴史、文化、戦争、社会、芸術等々、幅広い話題に及んでいる。シモの話もおかしみのある軽妙な語り口があってアッサリ楽しく読めます(純情乙女に薦めたいは思わないが)。 開高氏の別の著作の解説で、氏は高い教養に裏打ちされた文章を書くけれどそれがけして押しつけがましくない……という言葉を見かけたことがあったけれど、なるほど肯ける話で、高尚な話や難しい話題も軽やかに分かりやすく語られている。面白いです。 読み終えてうっかりモルト・ウイスキーが飲みたくなった。あとモツ煮が食べたい……食べたい。
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考え方に好き好きはあるだろうけど、面白かった。 できれば、酒でも飲みながら実際に聞きたい話。 酒、女、戦争、歴史。。。いろいろな物事に対する見識がすごく広い。と共に、人生をとても楽しんでいたように感じる。
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この本との出会いはなんと小学校の図書室。 小学校に置いていいのかよ、と思ったけれど、その時既に紙が相当日焼けしていた。 当時の私には非常に斬新だったけれど、三島由紀夫の「不道徳教育講座」やちくま文庫系の雑学本など、ネットが普及する前のエッセイは結構面白いものが多い。 紙媒体の情報...
この本との出会いはなんと小学校の図書室。 小学校に置いていいのかよ、と思ったけれど、その時既に紙が相当日焼けしていた。 当時の私には非常に斬新だったけれど、三島由紀夫の「不道徳教育講座」やちくま文庫系の雑学本など、ネットが普及する前のエッセイは結構面白いものが多い。 紙媒体の情報が充実してた頃が懐かしい、そんな作品です。
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