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現代アジア論の名著 の商品レビュー

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2021/02/17

東大の先生が高校生や大学1~2年生向けに作成したブックリストではあるがレベルはかなり高く、ここに列挙されている本を読む高校生や大学1~2年生がどれだけいるのだろうかという疑問もある。 リストの中ではアンダーソンの『想像の共同体』がアジア論として位置づけられているが、これまでに見た...

東大の先生が高校生や大学1~2年生向けに作成したブックリストではあるがレベルはかなり高く、ここに列挙されている本を読む高校生や大学1~2年生がどれだけいるのだろうかという疑問もある。 リストの中ではアンダーソンの『想像の共同体』がアジア論として位置づけられているが、これまでに見たことがなかった視点であり興味深い。また、前書きでは触れているにも関わらず、世間一般では名著とされるサイードの『オリエンタリズム』や竹内好の『アジア主義』がリスト化されなかったのは不可解であり、その理由を教えて欲しいという気持ちになる。

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2018/10/11

現代アジア論の重要著作17点を、書評形式で紹介している本です。 「編集にあたって」によると、東京大学教養学部でアジア研究をおこなっている教員たちが作成した、大学生の読むべきリーディング・リストがもとに本書のもとになっているとのことで、対象としている読者は高校生あるいは大学1、2...

現代アジア論の重要著作17点を、書評形式で紹介している本です。 「編集にあたって」によると、東京大学教養学部でアジア研究をおこなっている教員たちが作成した、大学生の読むべきリーディング・リストがもとに本書のもとになっているとのことで、対象としている読者は高校生あるいは大学1、2年生だとされています。アジアに興味をもつ一般の読者に向けて書かれた本というよりは、アジアの地域研究を志す若い読者を想定しているようです。 ただし、とりあげられている本の多くは、孫文の『三民主義』やガンディーの『ヒンドゥ・スワラージ』といった古典的な位置づけのもののほか、経済史的な観点に立つものや文化人類学的なアプローチをおこなったものなどが多く、ポストコロニアリズムの観点に立つものが欠けていることが気になります。これは、本書が1992年に刊行されたということもあって、やや致し方ないところもあるのかもしれません。

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2017/01/22
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※このレビューにはネタバレを含みます

1992年刊。  本書は、東京大学教養学部教養学科アジア科(当時)での授業担当教官各々による推薦図書のレビュー本である。  多少古いし、問題意識が適切か疑問を感じるのもないではないが、それを含めても全体的には凄い書が並ぶ。レビュー自体も読みごたえがあり、教官の思いが詰まった一書といっても過言でない。  選書文献の他、選書された著者の他の著作も紐解きたくなるような内容である。  なお、本書のガンジー(印)解説には誤りはないと思うが、彼の如く近代否定を貫徹すれば、貧富是正困難、衛生面での進歩すら否定と、害悪が大きすぎとの感を残した。  日本はもちろん、現代先進国の最大の利益は、下水設備普及・医療技術進歩等の衛生面の発展。これが実は、近代・現代における最大の成果ではないかと個人的には思っている。  近代の抑制・是正ならともかく、ガンジーの如きその否定は多くの貧困層を幸福にはしまい。

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2014/05/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

少し紹介されている本が 出版年の都合上古いのが難点。 ほとんどがいわゆる「専門書分類」なので 難解ですが、一部、それに該当しないものも あるので、苦手意識がある人は そういった本を読む方が吉でしょう。 ただし、この本のレビューはなかなかのもので よいところをごり押しするタイプのレビューではなく その本の問題点も言及しているのです。 その解説の仕方に好感は持てましたが、 専門外の人には ちんぷんかんぷんとなることでしょう。

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2011/04/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 名著17冊を紹介し、現代アジア研究の歴史的成果と課題を展望。 [ 目次 ] 余英時 『中国近世の宗教倫理と商人精神』 シュウォルツ 『中国の近代化と知識人』 コーエン 『知の帝国主義』 孫文 『三民主義』 天野元之助 『中国農業経済論』 河口慧海 『チベット旅行記』 池明観 『チョゴリと鎧』 矢内原忠雄 『帝国主義下の台湾』 斎藤修 『プロト工業化の時代』 ギアツ 『ヌガラ―19世紀バリの劇場国家』 アンダーソン 『想像の共同体』 鶴見良行 『ナマコの眼』 石井米雄編 『タイ国―ひとつの稲作社会』 ガンディー 『ヒンドゥ・スワラージ』 前嶋信次 『東西文化交流の諸相』 中村広治郎 『イスラム 思想と歴史』 佐口透 『ロシアとアジア草原』 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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