夏から秋にかけての短編 の商品レビュー
レズビアンのかたくしなやかな友情と究極の恋愛。 寅さん映画について語り合う雨の日の4人。 偶然で二日続いた普通のセックス。 ステーションワゴンが作る彼女の風景。 そして彼女から勇気を引き出す夢のような薄い下着。 夏から秋へ。時間は消えた。 物語がいくつか残った。 短篇集。 ひさ...
レズビアンのかたくしなやかな友情と究極の恋愛。 寅さん映画について語り合う雨の日の4人。 偶然で二日続いた普通のセックス。 ステーションワゴンが作る彼女の風景。 そして彼女から勇気を引き出す夢のような薄い下着。 夏から秋へ。時間は消えた。 物語がいくつか残った。 短篇集。 ひさびさのアタリと言っていい作品かも。 一話目の「青いマスカラの涙」はやたらロマンチックというか、描写が綺麗。最初に持ってくるのがもったいないくらい。 そういえば片岡作品に涙ってあまり出てこないね。 逆に「逢いたかったのに」はシンプルな、いかにも片岡作品らしい話。 この2話だけでも買った価値あり。 「雨の柴又慕情」が私の好みに合わなかったかな。まぁでもこれはもともと寅さんがあまり好きじゃないからか。
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