象は世界最大の昆虫である の商品レビュー
奇妙なタイトルが目に止まり、図書館で借りてみる。 ガレッティ先生は18世紀ドイツのとあるギムナジウムの教授である。そして、数々の迷言、失言を世に残した。 「水は沸騰すると気体になる。凍ると立体になる」「イタリアはミモンとレカンの産地である」などなど。言い間違い、数え間違い、記憶違...
奇妙なタイトルが目に止まり、図書館で借りてみる。 ガレッティ先生は18世紀ドイツのとあるギムナジウムの教授である。そして、数々の迷言、失言を世に残した。 「水は沸騰すると気体になる。凍ると立体になる」「イタリアはミモンとレカンの産地である」などなど。言い間違い、数え間違い、記憶違いに勘違い。 先生の間違いには、彼の愛すべき人柄とユーモアが感じられる。
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失言のパイオニア(なんだそれ)として名を馳せるガレッティ先生。ウディ・アレンのユダヤジョークみたいな失言が、ゲーテの箴言集のような感じでずらずら並んでます。訳者はカフカでおなじみの池内紀さん。
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面白すぎて笑った。 特に笑った箇所を一部挙げると、 「ダリウス王は五十万金の軍勢を擁した。」 「アオソニウスは、信頼すべき地名辞典にはまったく出てこない男である。」 「女帝マリア・テレジアは即位に際し、四つの敵を恐れなくてはならなかった。すなわち、プロシア、ロシア、それにいま一...
面白すぎて笑った。 特に笑った箇所を一部挙げると、 「ダリウス王は五十万金の軍勢を擁した。」 「アオソニウスは、信頼すべき地名辞典にはまったく出てこない男である。」 「女帝マリア・テレジアは即位に際し、四つの敵を恐れなくてはならなかった。すなわち、プロシア、ロシア、それにいま一つがオーストリアである。」 である。 思わず、 「マリア・テレジアはいったいどこの国の女帝になったのだ?」 と突っ込みを入れたくなった。
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先生のモノマネをしたことがある人すべてにオススメの1冊です。 ドイツのギムナジウム教授ガレッティ先生の、華麗なる言い間違え集。
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クスリと笑える失言集。 こんな頓珍漢を言いつつも、数々の著作を残す博覧強記の人だったらしいが…信じられない。 ブロント語に通ずるものがある。
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[2009/11/12] “ヨーロッパからアメリカに渡った鉱物のうち、とびきりのものがジャガイモである。” 計算がぜんぜん合わなかったり、死んだあとにまた死んでたり、言葉を完全にまちがえてたりとかそういうのが多かった。 パラパラ眺めながらにやっとしたい本。
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