村上朝日堂はいほー! の商品レビュー
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今回は名義を見ればわかると思いますが 画伯の存在はちょっとしかないです。 なのでファンの方は回れ右かも… 意外だったのは著者は英語の翻訳はできるけど しゃべることは実に不得手ということ。 これ気持ちわかるな。 私もある程度は文章は理解できるけど しゃべることができないのよ。 本当に悲しみ… あとは生まれていない時代のお話だったので わからないけど白子と黒子の広告って 斬新だな、と思いましたね。
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1983年から88年ごろの村上さんのエッセイ集。 「遠い太鼓」で取り上げられていた「ヨーロッパ移住する前に1年分まとめて書かされた原稿」というのは、このエッセイ(の一部)だったことがわかります。 何か心に残るものがあるか、というと、特にないのですけど、それでも、村上さんの洞察がひ...
1983年から88年ごろの村上さんのエッセイ集。 「遠い太鼓」で取り上げられていた「ヨーロッパ移住する前に1年分まとめて書かされた原稿」というのは、このエッセイ(の一部)だったことがわかります。 何か心に残るものがあるか、というと、特にないのですけど、それでも、村上さんの洞察がひかる、気楽に読めるエッセイです。
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村上春樹は長編小説いくつか読んだことがあったが、エッセイは初めてでした。 エッセイなのですぐ展開から結論がありさくさく読め、村上春樹を身近に感じられました。前半(全て)と、無人島の辞書、「狭い日本・明るい家庭」が面白かったです。
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おもしろかった!最後の貧乏の話、真夏の午後に喫茶店に入ってアイスコーヒーが飲みたくても、女房と二人で「我慢しようぜ」と励ましあってやっとの思いで家にたどりついて麦茶をごくごくと飲む....とっても素敵でした。
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ステーキの描写があまりにも美味しそうすぎて、ステーキ屋さんに行きたくなった。。。 あとはスペースシップの話も好き。 家庭というのが暫定的な制度であって移り行くものである、て箇所とまず自由を手に入れ、それを維持するために問題を解決していくこと、という箇所は個人的に響いた。
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作者が34~39才の時に書いたエッセイなんだけど、ものの考え方とかが随分円熟してる印象だった。 最近のエッセイの方が好きかな。
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春樹が好きな作家を3人挙げるならスコット・フィッツジェラルド、レイモンド・チャンドラー、トルーマン・カポーティ、5人挙げるならさらにウィリアム・フォークナーとチャールズ・ディケンズと書かれている。前3人についてはいかにも春樹らしい名前だが、後2人についてはなるほどと思った。ディケ...
春樹が好きな作家を3人挙げるならスコット・フィッツジェラルド、レイモンド・チャンドラー、トルーマン・カポーティ、5人挙げるならさらにウィリアム・フォークナーとチャールズ・ディケンズと書かれている。前3人についてはいかにも春樹らしい名前だが、後2人についてはなるほどと思った。ディケンズとフォークナーねぇ。
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肩の力を抜いた緩い内容と独特な雰囲気が良い。村上春樹さんと安西水丸さんのコンビはマッチしてる。はいほー。
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やっぱり春樹のエッセイは面白い。 プクッ…クスクスと思わず一人で笑ってしまう。 割かし色々面倒な事考えてるんだなぁ…春樹って人は面倒な性格なんだろうなぁ…と、思いつつも何故だが春樹のエッセイを読んでいるとその面倒さも何だか可愛く思えてくる。 今回のこのエッセイは笑える所もありつつ、でも根底にある雰囲気がちょっと切ない感じがする。 何気なくパラパラ読むには本当に丁度いい。
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村上春樹さんが、1980年代に書いた初期のエッセイです。かなり尖ってますよ。変人です。標語が嫌いらしいです。で、ラブホテルに、標語の落書きをとか書いてます。その文言が怖い。「終わると空しいでしょう」。ちょっと病んでますね。やばいです。でも、若いころの村上さんのちょっと偏屈で、外国...
村上春樹さんが、1980年代に書いた初期のエッセイです。かなり尖ってますよ。変人です。標語が嫌いらしいです。で、ラブホテルに、標語の落書きをとか書いてます。その文言が怖い。「終わると空しいでしょう」。ちょっと病んでますね。やばいです。でも、若いころの村上さんのちょっと偏屈で、外国文学とオペラが好きで投資が苦手で、なんか人間ぽいところは、すごく読んでいて楽しく、これが僕の産まれる前に書かれた作品だとは思えないのです。 http://kafuka.doorblog.jp/archives/17828175.html
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