ポリーとはらぺこオオカミ の商品レビュー

キャサリンストー【作】,掛川恭子【訳】

2022/01/26

7ひきのこやぎのはなしをさいごまでしらなくて、さいごまでしったときにおおかみがにげていくのがおもしろかった。

2021/01/24

赤ずきん、おおかみと七匹のこやぎ、3びきのこぶた、ジャックと豆の木…。昔話に出てくるやり方を参考にポリーを食べようとするオオカミ。オオカミの素直さと間抜けな感じが絶妙で子どもでも「なんで言っちゃうの！？」と突っ込まずにはいられないみたい。結局オオカミはポリーに会っておしゃべりしたかったのかもしれないな。

2020/10/01

有名どころ、読んでみたくて図書館で借りた。

ポリーは、かしこい女の子。
ある日、げんかんのベルがなってポリーがドアをあけると、大きな黒いオオカミが立っていました！
おばかさんのオオカミは、ポリーをたべようとしますが……。
楽しいおはなしが７つ入っています。
・かしこいポリーとおばかさんのオオカミ
・オオカミと豆の木
・ポリーずきん
・れんがづくりの家
・七ひきめの子ヤギ
・オオカミの台所
・短いお話

おもしろかったです！
ほんと、オオカミが「おばかさん」で、愛すべき存在です。
オオカミが「ジャックと豆の木」、「赤ずきん」「オオカミと七ひきの子ヤギ」、「三びきの子ブタ」などのお話になぞらえて、ポリーをあの手この手でたべようとするけれどどれもいまいち、パロディのような、ポリーとオオカミの知恵くらべのわらい話として楽しめます。
ただ純粋におもしろいなぁと思ったのは久しぶりだったのですが、巻末の訳者あとがきで違う見方を提示され、わらい話にも何かしらの風刺や意味があるものなのかな、と思いました。
「ねんぐのおさめどき」という訳が引っ掛かりました。
個人的には、７つのおはなしというのは、一週間毎日、一話ずつ楽しめるみたいで、満ち足りた気分になります。
（最後の「短いお話」は春、ヒナギクのおはなしでした。）

2016/10/20

ポリーのことが食べたくて、まるでストーカーのようにつきまとうオオカミと、そんなオオカミをうまく出しぬくポリーのおはなし。ジャックと豆の木、赤ずきん、三匹のこぶたなどを下敷きにした、ちょっとパロディっぽい短編が７編入っている。読んでいると、だんだんオオカミが気の毒になっていくのがふしぎ（笑）。

2014/07/28

ん？前読んだのと訳が話がちがうような･･･。
『かしこいポリーとまぬけなオオカミ』だったけかな。
あっちの方が好きかも。
読み比べてみようかな。

オオカミ＝男性、ポリー＝少女
ということで太宰治『御伽草子』の「かちかち山」を思い出した。

なんだか本当は仲が良いんじゃないかと思ってしまうくらいやり取りがおもしろい二人（一人と一匹）なんだけど、やっぱりオオカミはポリーが食べたくて、ポリーもオオカミを出し抜こうとしているところが、結構殺伐とした感があっていいなあと思う。

2014/04/21

昔話には、「オオカミ」がでてくるお話がたくさんあります。
そのお話のとおりに、ポリーをいただこうと企むオオカミですが、ポリーのほうが一枚上手。
いつまでたっても「はらぺこオオカミ」です。

2013/08/07

何回目かの再読です。
本当に楽しいお話で、何回読んでも笑えちゃうのがスゴイ。
こわいはずの（？）オオカミになぜか同情します。

2017/08/16

　「あかずきんちゃん」
　「三匹のこぶた」
　「狼と七匹の子ヤギ」

　童話に出てくる狼はいつも悪者。まあ、それでも最後は退治されたりの役回りなんだけれど、本作の狼はさらにひどい役で、かえって可哀想になるぐらい。

　頭の悪い狼が、あれこれとポリーを食べるための工夫をするのだけれど、逆に賢いポリーに振り回されて…でも、読み続けているうちに狼のほうを応援したくなってきます。

2011/07/17

おおかみが女の子を食べようとして、逆に退治されてしまうという、あらすじだけ考えると典型的ですが、そのやり込め方がなんとも世知辛いというか、現実主義です。読んでいるうちに、まぬけなおおかみの方を応援したくなります。おおかみは殆どがどうにもならない方法で、ポリーを食べようとするのですが、爆弾をもってきたときはどうなるのかと思わせられましたね(笑)。

2011/01/17

ポリーを食べたいおばかなオオカミと、それをごまかし手玉にとり、難を逃れる女の子の話

グリム童話とかのパロディで、
性的なにおいはしないんだけど（当り前＞＜）
ポリーを食べたいオオカミがなんか健気でかわいい

「ジャックと豆の木」や「赤ずきん」
「3匹のこぶた」「七匹の子やぎ」などがモチーフになってる