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ぼくと、ぼくらの夏 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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夏の青春小説の王者の…

夏の青春小説の王者のデビュー作。この人の小説は夏と青春と女神の三要素で成り立っていて、そのどれかひとつでも欠けるとダメなのだ。面は三点を与えないと安定しないという数学定理に近いものがある。とりあえず夏に読んどけ、という一冊。

文庫OFF

幾度か読み返しても面…

幾度か読み返しても面白い小説というのは案外少ない。この作品は間違いなくそのうちのひとつである。

文庫OFF

2022/04/07

作者である樋口有介氏のデビュー作。或る事件をきっかけとして出会った高校生カップルが、事件の謎を探る過程で互いの仲を深めていく青春ミステリー小説。主人公である高校生男子の一人称による語りで物語が進行するが、主人公と登場人物の会話でストーリーが進む場面も多く、ラノベ風味の仕上がり。評...

作者である樋口有介氏のデビュー作。或る事件をきっかけとして出会った高校生カップルが、事件の謎を探る過程で互いの仲を深めていく青春ミステリー小説。主人公である高校生男子の一人称による語りで物語が進行するが、主人公と登場人物の会話でストーリーが進む場面も多く、ラノベ風味の仕上がり。評者がこれを初めて読んだのは1996年ごろ。評者は何度も爆笑しながら読み、作者の名前は忘れられぬものとなった。その後、本作は評者にとって何度も読み返すほどのお気に入りとなって今日に至るが、昨年、氏が逝去されたと報じられた。残念に思う。

Posted byブクログ

2013/02/23

セリフの妙。テンポ良すぎて登場人物捕捉できず、何回か見返した。いきなりヒロインにさんづけしたりして、あれっと思って見返した。初出1991年。ちょっとだけ進んでいる都会の高校生。当時の雰囲気を堪能できる。ミステリーとしては軽いが、やはりセリフの妙。楽しめた。

Posted byブクログ