確率論 の商品レビュー
確率論の本は3冊目だが、本格的な教科書は初めて。 第1章 有限試行。確率独特の言い方に慣れることができるかどうか。 第2章 確立測度。ルベーグ積分などで学んだ測度論や関数解析が基礎。 第3章 確率論の基礎概念。第1章の確率論におけるnotation をしっかり理解しておくことが...
確率論の本は3冊目だが、本格的な教科書は初めて。 第1章 有限試行。確率独特の言い方に慣れることができるかどうか。 第2章 確立測度。ルベーグ積分などで学んだ測度論や関数解析が基礎。 第3章 確率論の基礎概念。第1章の確率論におけるnotation をしっかり理解しておくことが大事。 第4章 独立確率変数の和。大数の強法則、中心極限定理、誤差などが厳密に理論化される。 第5章 確率過程。マルチンゲールの概念は理解しにくい。ガウス系は興味深い。 何度も定義やノーテーションを確認しながら、最後まで学び切った。 微笑ましい誤植が時々ある。岩波は正誤表をきちんと出さないから、理工書にはあまりいい印象を持っていない。索引が貧弱なのも困りものだった。
Posted by
- 1