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哀愁の町に霧が降るのだ(上巻) の商品レビュー

4.2

35件のお客様レビュー

  1. 5つ

    16

  2. 4つ

    8

  3. 3つ

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2011/02/20

椎名誠の青春時代を描く小説あるいはエッセイ。過去の思い出と現在(と言ってもかなり昔に書かれた本であるが)執筆しながら思うことが混じりながら物語は進む。

Posted byブクログ

2010/12/14

「哀愁の町に霧が降るのだ」椎名誠 青春小説。薄汚れた茶色。 自分の中では椎名誠さんの小説の中で一、二を争うくらい好きな小説です。椎名誠とその仲間達の青春時代がリアリティ溢れて描写されています。 自分のなかではこの小説が憧れの学生生活でした。 ・・・とは言っても自分の場合...

「哀愁の町に霧が降るのだ」椎名誠 青春小説。薄汚れた茶色。 自分の中では椎名誠さんの小説の中で一、二を争うくらい好きな小説です。椎名誠とその仲間達の青春時代がリアリティ溢れて描写されています。 自分のなかではこの小説が憧れの学生生活でした。 ・・・とは言っても自分の場合、さすがに陽も差さないオンボロアパートに男ばっかりで下宿、ってわけにもいきませんでしたが。 でも好きなことやってなまぬるく生きるカッコよさがいいんです。 青春小説3部作の1作目。 「哀愁の〜」のあとに「新橋烏森口青春篇」、「銀座のカラス」と続きます。(5)

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2010/10/06

エッセーも面白いけど、この小説は傑作。 今と現在が思い付きのように交錯する、嵐のような小説。 でも、切なくて元気になれる。 3部作の中での白眉。

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2010/11/02

学生の頃に読んで、こういう生活にすごく憧れた。 俺はこの人の生き方、かっこいいと思う この歳になって、また読み直してみたい。 自分に息子が出来たら薦めてあげたい。

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2010/09/05

・6/19 この人の本も初めてだ.なんだか日記でも読んでるかのような、取りとめの無い話が続いていく.まぁ、こんなもんかな. ・6/20 今朝読了.続けざま下巻に突入しようと思う.

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2010/05/21

(思い出しながらコメント)やりたい放題である。作者が、というより日本が躁病だった時代の文体?が、今の読者にとっては敷居を上げている。時間軸は入り乱れ、物語はながなが脱線する。筒井康隆ばりの実験的小説でもある。三部作で一番おもしろい。

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2009/10/04

椎名誠氏の作品は初めてだったのですが、ぐいぐい、いや、うぐうぐ読み進めていけました。 ユーモアがページから少しずつしみ出してきていて、ちょっとしんどいなあと思っていた頃にそっと、手を貸してくれる感じがします。 ぬらりとしながらも、椎名氏の大木のような信念がにじみでていて、...

椎名誠氏の作品は初めてだったのですが、ぐいぐい、いや、うぐうぐ読み進めていけました。 ユーモアがページから少しずつしみ出してきていて、ちょっとしんどいなあと思っていた頃にそっと、手を貸してくれる感じがします。 ぬらりとしながらも、椎名氏の大木のような信念がにじみでていて、もう色んなものがにじみでてきていて、それをかわすでもなく、拭き取るわけでもなく、言わば料理中のエプロンのような自分に出会える作品です。

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2009/10/07

08/8/27)★★★☆ 話にまとまりがないんだけど、好きだからしょうがない。 この人の生き方かっこいいなぁ

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2009/10/04

椎名誠と言えば、俺の小学校1・2年の担任に似ている・・・って関係ないね。 さて、本書(文庫版)は上・下巻の2巻からなる。内容はというと・・・すこぶるおもしろい!! まあ、エッセイ調な小説なんですけど、椎名さんの若い頃を中心に描かれている。友人の沢野ひとし、木村晋介、イサオと江...

椎名誠と言えば、俺の小学校1・2年の担任に似ている・・・って関係ないね。 さて、本書(文庫版)は上・下巻の2巻からなる。内容はというと・・・すこぶるおもしろい!! まあ、エッセイ調な小説なんですけど、椎名さんの若い頃を中心に描かれている。友人の沢野ひとし、木村晋介、イサオと江戸川区小岩のボロアパートでの生活が話が中心。何かあこがれるんだよな。こういうの。たとえ貧しくても心は豊か。ホントに楽しそうです。皆で腹一杯食ってるところなんて、幸せそうです。 しっかし、椎名さんはホント文章が上手だよなぁ。すらすら気軽に読めます。 沢野さんのかわいらしく、ほのぼのとしたイラストがまたいい味出してます。

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2009/10/04

上巻読了。 先に読み始めていた、村上春樹の小説を見事に粉砕した。 椎名と村上は決して同時に読んではいけない、最悪の読み合わせだ。 村上のナルシスティックな昔語りが、椎名節の余韻ですべてギャグに聞こえるという、春樹好きには申し訳ない雰囲気崩壊を経験してしまった。 とりあえず、なん...

上巻読了。 先に読み始めていた、村上春樹の小説を見事に粉砕した。 椎名と村上は決して同時に読んではいけない、最悪の読み合わせだ。 村上のナルシスティックな昔語りが、椎名節の余韻ですべてギャグに聞こえるという、春樹好きには申し訳ない雰囲気崩壊を経験してしまった。 とりあえず、なんとなく「福翁自伝」を思い出す内容だ。 福沢諭吉のカオスな青春にもグッときたが、椎名の青春もなかなかカオス。 しかし、六畳一間に男四人同居っていくらなんでも不可能だと思うのだが。

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