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魔球 の商品レビュー

3.8

316件のお客様レビュー

  1. 5つ

    59

  2. 4つ

    127

  3. 3つ

    95

  4. 2つ

    15

  5. 1つ

    2

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2009/10/04

ラスト2行に涙。まだ高校生の男の子なんだよ……。 高間の「あなたの罪は深い」に、あんな昔に引き金は引かれていたんだと思うと、やりきれない。

Posted byブクログ

2009/10/04

武志君がかっこよすぎた。そんで強い。 勇樹君も強くてそれが泣けた。 東野さんは基本主人公がかわいそうだと思うんだ。

Posted byブクログ

2009/10/04

彼の悲しい生い立ちにしても、犬を殺す理由には 納得がいかなかったので推理小説としては強引過ぎる 印象が残った。

Posted byブクログ

2011/10/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

東野さんの才能をまざまざと見せつける作品だった。 驚いたことにこの作品は『放課後』の前に書かれていたという。江戸川乱歩賞用に『魔球』、『放課後』、『卒業』と書かれたそうだ。 残念なことに、この作品はその魔球の正体に議論が集中して、受賞を逃した、とファンサイトをみてはじめて知った。 私の読んだこの文庫本は魔球の部分が改稿されているらしい。 この作品は本格ミステリ小説である。 ミステリは基本的にはエンターテインメントであると思う。しかし、娯楽作品としてただ面白ければ優れたミステリといえるかといえば、そうではないだろう。 優れたミステリとは、謎解きの面白さと文学的な魅力を併せ持っているものだ。 論理的な謎解きの見事さで読者を唸らせ、人間の心情を浮き彫りにし読者の心を抉る。それが優れたミステリではないか。 この『魔球』はまさにそのような優れたミステリであった。 甲子園選抜大会に出場した、高校野球部員のキャッチャーとピッチャーがつづけて殺される事件を描いている。 この2つの殺人事件のほかに、ある大手企業に爆弾が仕掛けられるという事件も発生する。 複雑に張り巡らされた伏線が、ラストには見事に収束する。(謎解きの面白さ) 個性豊かな登場人物たち。犯人が殺人を犯してしまった、やむにやまれぬ事情。彼に関わる人々の辛さ。それぞれの心情を知り、悲しさ、虚しさを覚える。(文学的な魅力) 作品全体のトーンは暗い。 死んだ2人の高校生野球部員があまりに一途なのだ。若すぎる2人だから仕方ないが……。 ピッチャーだった武志は、バッターへの転向は考えなかったのだろうか。彼のずば抜けた運動神経を考えると、その選択肢も試す価値があったのではないかと思わずにはいられなかった。

Posted byブクログ

2009/10/07

なんとしても家族を支えるという強い想いがある一つの事件を起こした。そこに悲哀や憎悪も含まれているにしろ感嘆する部分がたくさんある。僕も何か強い想いをもって生きていかなければならない、そう思わせてくれた作品です。おもしろいです。

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2009/10/04

とある高校球児の殺人事件と会社の爆破未遂事件が絡み合うストーリー。 エースピッチャーは常識の範囲内を超えない程度で最強の人物だと思う・・・ ちなみに野球強豪校として母校の名前が出てきて感無量。かませ犬だけど(苦笑) (だが今はそんなに強くない)

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2009/10/04

かなり古い作品です!! 最初はスポーツものだと思って敬遠してたんだけど サスペンスということで読んでみたら面白かったです! 昭和の作品なんだけどそんなに古さを感じず。 誰が?なんで?とサクサク読めました。 途中で思わず「え?なんで?」と言っちゃったりもしたけど。 犯人もすぐに読め...

かなり古い作品です!! 最初はスポーツものだと思って敬遠してたんだけど サスペンスということで読んでみたら面白かったです! 昭和の作品なんだけどそんなに古さを感じず。 誰が?なんで?とサクサク読めました。 途中で思わず「え?なんで?」と言っちゃったりもしたけど。 犯人もすぐに読めちゃうけど、でもラストは貴志祐介さんの 【青の炎】を読んだようなせつない気持ちになりました。

Posted byブクログ

2009/10/04

須田武志のストイックなまでに野球にかける情熱、決して自分では語らない本当の想い、無愛想さの中に隠された母と弟・勇樹を想う愛情の深さ、不器用ながらも二人を懸命に守ろうとする姿は切なくも健気。事件の真相に辿り着き、家族の為に必死に生きた武志の心の内と真実が明らかになった時、それはあま...

須田武志のストイックなまでに野球にかける情熱、決して自分では語らない本当の想い、無愛想さの中に隠された母と弟・勇樹を想う愛情の深さ、不器用ながらも二人を懸命に守ろうとする姿は切なくも健気。事件の真相に辿り着き、家族の為に必死に生きた武志の心の内と真実が明らかになった時、それはあまりにも悲哀で切ない。 犯人の目星がついてからの、そこからまさかの伏線とまさかの展開は想定外だった。 終盤の展開は本当に辛い。救いがなく淋しいラストではあるけれど、それは武志なりの家族の守り方故だったのではないか。 そして息子を想う母の遠い目と、兄を敬愛する勇樹はそんな兄の想いを胸に抱きながら、息子のユニホーム姿を眺めている情景はありありと目の奥に浮かんでくる様で目頭が熱くなる。 犯人(武志)は寧ろ被害者なのではないか?彼を救う方法はなかったのか?武志が抱えていた問題が、こんな形でしか解決出来なかったのは哀しすぎる。

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2009/10/04

野球の魔球といえばマンガだけの話と思っていましたが、 まさかそれをミステリーにするとは…。 東野 圭吾はすごいですねぇ。しかも面白いし。 九回裏ツーアウト満塁、春の選抜高校野球で海陽高校のエース須田武志は 最後にゆれて落ちる魔球を投げる! 捕手北岡明は大会後に刺殺される。いった...

野球の魔球といえばマンガだけの話と思っていましたが、 まさかそれをミステリーにするとは…。 東野 圭吾はすごいですねぇ。しかも面白いし。 九回裏ツーアウト満塁、春の選抜高校野球で海陽高校のエース須田武志は 最後にゆれて落ちる魔球を投げる! 捕手北岡明は大会後に刺殺される。いったい何があったのか…という話し。 面白いの一言! 高校野球ファンもミステリーファンも楽しめる作品だと思いました。

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2009/10/04

2008.4.17 9回裏二死満塁、春の選抜高校野球大会、開陽高校のエース須田武志は、最後に揺れて落ちる“魔球”を投げた。すべてはこの一球に込められていた…。捕手北岡明は大会後まもなく、愛犬と共に刺殺体で発見された。野球部の部員たちは疑心暗鬼に駆られた。高校生活最後の暗転と永遠...

2008.4.17 9回裏二死満塁、春の選抜高校野球大会、開陽高校のエース須田武志は、最後に揺れて落ちる“魔球”を投げた。すべてはこの一球に込められていた…。捕手北岡明は大会後まもなく、愛犬と共に刺殺体で発見された。野球部の部員たちは疑心暗鬼に駆られた。高校生活最後の暗転と永遠の純情を描いた青春推理。

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