魔球 の商品レビュー
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登場人物が生き生きしていて感情移入しやすく、とても読みやすかった。 【以下ネタバレ】 それにしても、いい雰囲気で小説は終わってるけど、犯人はかなり残忍で衝動的な人間だと思う・・ 約束を破ったとはいえ問答無用で犬を殺したりグローブを裂いたりするような人間とは友達になりたくない・・
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高校野球と殺人事件という珍しい設定。 天才ピッチャーが抱える苦悩と、表に見える性格とは違うやさしさ。 ミステリー小説の中にも人間像をしっかり描いていておもしろかった。
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魔球というキーワードをどうミステリーの中心に持ってくるのか、興味深く読んだ作品だった。複数の事件がパズルがはまるように1つの背後を浮かび上がらせるストーリー展開は見事、また主役の少年の孤高な人物像も魅力的だった。他の名作と比べてしまうと、それほど秀でた作品には感じられない
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爆破未遂と高校生が犠牲になった殺人事件。 どんなふうに絡んでくるのかとおもったら、こうきた。 すごい。 須田兄弟の姿に涙が出そうだった。 「約束はなにがなんでも守ってもらうからな」
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再読。 孤独について考えさせられた。 読み終わって、切なさが残り涙が出そうになった。やはり、東野圭吾の作品はただのミステリーではないと、再認識した。
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たくさんあるこの人の作品の中で何故これを手にしたかなあ。スポーツは描いてない。あくまでも手段。普通に楽しめた。
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今月の15冊目。今年の69冊目。 東野圭吾さんの初期の作品。うーん、なるほど。やっぱり伏線の張り方がすごいね。そしてその回収の仕方。この『魔球』は伏線はちゃんと「伏線だよ」っていう感じが出ているので、一回読んだだけでも結構すんなり理解できちゃいます。『白夜行』とか何気ないところ...
今月の15冊目。今年の69冊目。 東野圭吾さんの初期の作品。うーん、なるほど。やっぱり伏線の張り方がすごいね。そしてその回収の仕方。この『魔球』は伏線はちゃんと「伏線だよ」っていう感じが出ているので、一回読んだだけでも結構すんなり理解できちゃいます。『白夜行』とか何気ないところに伏線が張ってあるのも好きだけどね。
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終盤にかけて犯人に驚き、さすがと思わされた。 ミステリーとして面白く、登場人物誰も憎むことができないもどかしさも感じた。 複雑な家庭事情という原因に「手紙」に少し似たものがあるかなと思う。
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須田勇樹と武志の兄弟。武志は高校のエースで無名の高校を甲子園まで導く。甲子園では9回2死までこぎつけるが最後に暴投で逆転サヨナラ負けを喫する。しかし不動の優秀投手の名を得る。 高校のある町の有名企業(東西電機)で爆弾事件、社長誘拐事件がおこる。その間のないときにバッテリーを組んで...
須田勇樹と武志の兄弟。武志は高校のエースで無名の高校を甲子園まで導く。甲子園では9回2死までこぎつけるが最後に暴投で逆転サヨナラ負けを喫する。しかし不動の優秀投手の名を得る。 高校のある町の有名企業(東西電機)で爆弾事件、社長誘拐事件がおこる。その間のないときにバッテリーを組んでいた捕手の北岡が殺害され、今度は武志が死体となって発見される。 後半で誘惑された社長は武志の実の父親であるおとがわかり、この二つの事件の繋がりがはっきりしてくる。
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読み終えて気付いたのですが,この本わたしと誕生日が同じ年でした. バブル期のなんとなく必死に生きている感じ,悲壮感みたいなものがすごく伝わってくる秀作だと思います. 辛く悲しい,必死に生きるということを感じつつ,伏線の張られた2つの事件が関わりあっていくストーリーを単純に楽し...
読み終えて気付いたのですが,この本わたしと誕生日が同じ年でした. バブル期のなんとなく必死に生きている感じ,悲壮感みたいなものがすごく伝わってくる秀作だと思います. 辛く悲しい,必死に生きるということを感じつつ,伏線の張られた2つの事件が関わりあっていくストーリーを単純に楽しめました.
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