1,800円以上の注文で送料無料

日本の死霊ゾーン(東京篇) の商品レビュー

2

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2021/04/17

1984年の『東京ミステリーの旅』を1991年に加筆訂正した再発版。 基本的には、東京23区の、怪奇な伝説が残る寺社仏閣を紹介しています。 ですが、何故か江東区と中野区はスルー。中央区、大田区、練馬区、板橋区、北区はそれぞれ一ヶ所だけ。 多摩地区には全く触れず。 なのに、三宅島と...

1984年の『東京ミステリーの旅』を1991年に加筆訂正した再発版。 基本的には、東京23区の、怪奇な伝説が残る寺社仏閣を紹介しています。 ですが、何故か江東区と中野区はスルー。中央区、大田区、練馬区、板橋区、北区はそれぞれ一ヶ所だけ。 多摩地区には全く触れず。 なのに、三宅島と八丈島には、本全体の5分の1のページを費やしてたっぷり紹介するというアンバランスさ。うーん、、 カバー裏の、読者のみなさんへ、という中岡先生のことばの、「東京。それは私が生まれ育った故郷である。特に子供の頃よく遊んだ浅草は…」という書き出しからは、三宅島と八丈島の伝説がちょっと結びつかないですよ。 まあ、三宅島と八丈島の話は無視するとして。 自分は神奈川県民ですけど、何気なくそこに存在するような寺社仏閣に、何かしらの伝説が残されているのでは、と思うと、いつもの景色が輝いて見えますね。 そこに奉られているものが何なのか、という知的好奇心を刺激してくれる一冊でした。

Posted byブクログ