空想書房 の商品レビュー
(実家においてあったのを持ち帰った。平凡社の空想シリーズでは、工房、茶房、画房と来て最後の刊行、文庫にはなっていない)
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-じつはわたしも、石州、津和野の三流の宿屋の倅として生まれた- 『旅の絵本』などで有名な安野光雅さんのエッセイやコラムをまとめたもの。1991年出版。表紙はもしろん、ご本人の手になる水彩画。パイプをふかした恰幅のいいサンタクロースみたいなおじいさんの本屋さんが描かれています。そ...
-じつはわたしも、石州、津和野の三流の宿屋の倅として生まれた- 『旅の絵本』などで有名な安野光雅さんのエッセイやコラムをまとめたもの。1991年出版。表紙はもしろん、ご本人の手になる水彩画。パイプをふかした恰幅のいいサンタクロースみたいなおじいさんの本屋さんが描かれています。そしてタイトルは「空想書房」。本好きなら思わず表紙買いしてしまいますね。 様々な種類のエッセイがありますが、特に「読書録 日々の愉悦」として産経新聞に1年間連載していた、本紹介の部分は興味深く読みました。ジャンルやテーマにまったくとらわれていない選書。しかも、恥ずかしながら、8割知らない本ばかり・・・。けれど「ああ、これ、死ぬまでに読んだ方がいいな」と思いました。 特に、20-30歳代の方にお勧め。新たな世界が開けると思います。 全編にわたり、「出会い」「つなぐもの」⇒「道」「旅」⇒「人間愛」に満ち溢れています。
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