定本 映画術 の商品レビュー
トリュフォー/ヒッチコック対談 二段組みの本を最近見なくなったなー、と思ったら、びっくりの三段組み!濃いわー!でも対談式なのでさらさら読める。各作品について年代を追ってのヒッチコックのコメントが実に貴重。なるほど、こう見るのかと感心しきり。
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アルフレッド・ヒッチコックをフランソワ・トリュフォーがインタビューした、ヒッチコック映画の解説本である。映画関係者のみならず、映画フォンも必読の書。トリュフォーのインタビューが巧くて、ヒッチコックはつい乗せられて、自慢げに色々と話してしまうのだ。だから、インタビューアーにとっても...
アルフレッド・ヒッチコックをフランソワ・トリュフォーがインタビューした、ヒッチコック映画の解説本である。映画関係者のみならず、映画フォンも必読の書。トリュフォーのインタビューが巧くて、ヒッチコックはつい乗せられて、自慢げに色々と話してしまうのだ。だから、インタビューアーにとっても必読の書と云えるか。ヒッチコックは「ロープ」という映画で前編ワンカット(したがって、劇中の時間がリアルタイムに進行していく。「24」の50年前の映画)という偉業をなしとげている。そんな彼の「映画はやはりモンタージュだ」という言葉には重みがある。
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面白いエピソードと冗長なエピソードが混在しすぎていて読み終えるのが辛い。不用意に面白い。 面白いエピソードは本当に面白い。 けれど重い(物理的な意味で)。
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-ヒッチコックの映画を無視できないのは、ヒッチコックという人間と、その映画的キャリアの模範的なすばらしさに驚嘆せざるをえないからであり、その作品の豊かさを吟味してみるときには、崇敬の念を、あるいは羨望を、あるいは嫉妬を、あるいは何かをたしかにそこから得たという実感を、そしてつねに...
-ヒッチコックの映画を無視できないのは、ヒッチコックという人間と、その映画的キャリアの模範的なすばらしさに驚嘆せざるをえないからであり、その作品の豊かさを吟味してみるときには、崇敬の念を、あるいは羨望を、あるいは嫉妬を、あるいは何かをたしかにそこから得たという実感を、そしてつねに熱狂的なおもいを噛みしめずにはいられないからである- 巨匠、フランソワ・トリュフォーによるヒッチコックの映画作品論、および、そのテクニックを写真とともに細かく解説している。とにかく面白い。および、訳がいい!ヒッチコック映画、みたくなりまっせ。
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高い本ですが、所有欲をもそそる本です。 ヒッチコック作品とともに味わいたい映画。 映画を学ぶ人にも是非。
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映画書における大古典。 ただし、「脚本家の貢献を完全に無視している」(ドナルド・スポトー)本でもある。 トリュフォーが主張した監督イコール映画作家論というのは、今では弊害の方が多いように思う。
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ヒッチコックファンにはたまらない。トリュフォー監督がヒッチコックから全作品の解説とエピソードを聞き出しています
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ヒッチコックの映画を見るたびに読み返す。何度見て、何度読んでも新しい発見がある。映画と監督の映画作りと両方の旅を楽しめる本。マクガフィン、いつも探してしまうんだ。これ読むと。自分の人生で。
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