よろこびの日 の商品レビュー
最後の「シーシャ」の話は、おとぎばなしのよう。物語るから歴史になる。その秘術を目の当たりにした。 「洗濯ばあさん」の話は、迫真だ。責任とはなにかについて問い掛けている。 美しい話もあるが、多くはシニカルだ。ユダヤ教に対しても。 大人の世界、子どもの世界どちらも見事に描き分け...
最後の「シーシャ」の話は、おとぎばなしのよう。物語るから歴史になる。その秘術を目の当たりにした。 「洗濯ばあさん」の話は、迫真だ。責任とはなにかについて問い掛けている。 美しい話もあるが、多くはシニカルだ。ユダヤ教に対しても。 大人の世界、子どもの世界どちらも見事に描き分けられている。
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ともかく感動しました。 ユダヤ教のことを殆ど知らなかったので大変勉強になりました。 貧しいながら輝いていた子供時代。 洗濯ばあさんの章が、特に感動! 人間こうありたいですね。
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サブタイトルにあるように、I.B.シンガーが、少年時代の体験をもとに書いた物語。かつてワルシャワ市民の三分の一がユダヤ人だった。第二次大戦の際に、その多くがドイツによって無惨に消し去られた。 生き残ったシンガーは、殺された人々を物語に書きとめておきたいと、ユダヤの言葉、イディ...
サブタイトルにあるように、I.B.シンガーが、少年時代の体験をもとに書いた物語。かつてワルシャワ市民の三分の一がユダヤ人だった。第二次大戦の際に、その多くがドイツによって無惨に消し去られた。 生き残ったシンガーは、殺された人々を物語に書きとめておきたいと、ユダヤの言葉、イディッシュで作品を書いた。原著では「ワルシャワで大人になっていく少年の物語」という意味の副題がついているという。 子どもの好奇心、それでふみだしてみたものの心に宿るおそれ、そういうのがじんわりと描かれている。 こないだ清水眞砂子の本で出てきた「洗濯ばあさん」の話は、引き受けた務めを有終の美で飾りたいというばあさんの心が、実直さと仕事熱心とを支えとして果たされたことを伝える。
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