日出る国の工場 の商品レビュー
村上春樹と安西水丸の工場訪問。 時代を感じる描写が多くあったが、それぞれの工場に思いを馳せながら楽しく読めました。
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結婚式場と小岩井農場が頭に入ってきた。 結婚式2時間半で300万か〜高いなー こういうものにコスパとか考えちゃいけないんだろうな まだ結婚は先だから分からないな 小岩井農場。 経済動物という言葉を初めて目にした。 残酷だけど、現実。 見たくない部分を見ないことは贅沢だ。 自...
結婚式場と小岩井農場が頭に入ってきた。 結婚式2時間半で300万か〜高いなー こういうものにコスパとか考えちゃいけないんだろうな まだ結婚は先だから分からないな 小岩井農場。 経済動物という言葉を初めて目にした。 残酷だけど、現実。 見たくない部分を見ないことは贅沢だ。 自分も釣りをしているのだから、魚を殺して食べる だけど、大きい動物には情がわくのは何故だろう
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「工場見学に行っちゃおう」のような軽い気持ちが行動を起こして作品化に至ったような本。 けれども選ばれた物体らに対して必然性を感じずにはいられない。語りたいことベースで考えてしっかり選ばれたものたちなのでは?と。 その証拠に今日から間違いなくコンビーフやコムデギャルソンの見...
「工場見学に行っちゃおう」のような軽い気持ちが行動を起こして作品化に至ったような本。 けれども選ばれた物体らに対して必然性を感じずにはいられない。語りたいことベースで考えてしっかり選ばれたものたちなのでは?と。 その証拠に今日から間違いなくコンビーフやコムデギャルソンの見方は変わるし、結婚式に呼ばれて引き出物をもらった際は「真ん中の値段かな」と思ってしまうだろう。
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作品が発表されるたびに大きな話題となる作家、村上春樹。 自分も、発表を楽しみにしている読者の一人です。 その村上春樹が、工場見学を題材にしたエッセイを発表していたと知り、「なぜ村上春樹が工場に?」と気になり、読んでみることにしました。 取り上げられているのは6つの工場。 「...
作品が発表されるたびに大きな話題となる作家、村上春樹。 自分も、発表を楽しみにしている読者の一人です。 その村上春樹が、工場見学を題材にしたエッセイを発表していたと知り、「なぜ村上春樹が工場に?」と気になり、読んでみることにしました。 取り上げられているのは6つの工場。 「日本の工場像を見出す」という壮大な目的があったわけではなく、著者の興味があるかないかで、見学先を選んだとのこと。 最初に取り上げられているのは「人体模型の工場」。 ここでしか見られない、製品や製造過程のビジュアルの奇抜さに、著者が興奮している様子が伝わってきます。 この他にも、乳牛農場の「ドライさ」、カツラ工場の「キメの細かさ」など、著者の驚きが伝わってくる内容でした。 取材したのは1986年とのこと。 バブルと呼ばれ日本の企業が元気だった時代。 その年代の熱気のようなものも、感じました。 そして当時は30代だった、村上春樹。 「大御所」となった今とは異なる、軽さを感じる文章が新鮮でした。 小説については発表作品を読み込んできたつもりでしたが、エッセイ作品はまだまだ未読作品が多いので、興味のあるものから順に、読んでいきたいと思います。 村上春樹のエッセイ; 『職業としての小説家』 https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4101001693 .
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初出1987年という古い本。村上氏の卑近なたとえ、水丸氏のほんわか図画、とともに7件の工場の見学記。CDとコム・デ・ギャルソンの話が特に面白い。専門家ではない人の独特の視点もわかるし、もっと突っ込んでくれ、という独り言も言えるなど、すぐ読み終わるものの楽しい本。30年以上前とは...
初出1987年という古い本。村上氏の卑近なたとえ、水丸氏のほんわか図画、とともに7件の工場の見学記。CDとコム・デ・ギャルソンの話が特に面白い。専門家ではない人の独特の視点もわかるし、もっと突っ込んでくれ、という独り言も言えるなど、すぐ読み終わるものの楽しい本。30年以上前とは思えない新鮮さもあり、読んでよかった。もうすこしボリュームがあるとさらに良かったかも。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
これは井上ひさしを彷彿とさせる哲学書である。 セックスを覚えた少年の様に清く正しく美しいのである。 中でも、小岩井農場の巻は泣けた。私が丑年であるのが原因かも?知れない。この村上春樹が今や万年、ノーベル賞文学賞の候補者である。今年、それはカズオ・イシグロ氏が受賞した。
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もう四半世紀前に出た本です。安西水丸さんがお亡くなりになられてこういうコンビの本は、もう決して生まれないのだと思うといても立ってもいられなくなり買い求めました。工場見学ルポですが、例によってカラーイラストが散りばめられてパラパラ捲っているだけでも楽しい本。結婚式場の見学では、この...
もう四半世紀前に出た本です。安西水丸さんがお亡くなりになられてこういうコンビの本は、もう決して生まれないのだと思うといても立ってもいられなくなり買い求めました。工場見学ルポですが、例によってカラーイラストが散りばめられてパラパラ捲っているだけでも楽しい本。結婚式場の見学では、この頃の典型的な披露宴の例が載っていますがやはり時代を感じます。バブルの名残りがありますが、賑やかでこれもまた良さがあるなあと思ったりしました。最後のアデランスの会社や工場の見学は、あちこちで笑えました。村上さんの解説が可笑しいのかも…それにしてもこの頃は半ズボンを履いていた!とても若かった村上さんなのでした。
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いわゆるMade in japanを誇るような内容とは一味ちがう、派手さはなくとも堅実な成果を上げ続ける工場を見学記。コムデギャルソン目当てに読んでいたのだが、結局どの話も興味深く読めた。
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当方自身、直接経験がないためあくまで「何となく」ですが、バブル時代の空気で満ちているようなないような、、、根拠は何かと問い詰められても答えを持ち合わせていないので悪しからず。 でも敢えて言うなら、その明るさというか能天気さでしょうかね。取材側も取材される側もまだ迷っておらず、ゆる...
当方自身、直接経験がないためあくまで「何となく」ですが、バブル時代の空気で満ちているようなないような、、、根拠は何かと問い詰められても答えを持ち合わせていないので悪しからず。 でも敢えて言うなら、その明るさというか能天気さでしょうかね。取材側も取材される側もまだ迷っておらず、ゆるい感じが自然に醸し出されている。村上春樹・安西水丸(そして岡みどり)の掛け合い含めてね。 多分こういう雰囲気は今の日本では出せないんだろうと思う訳です、はい。
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