メメント・モリ の商品レビュー
写真家・藤原新也のインド写真集。川のほとりで死んだ人間を野犬が食べているさまを写した写真に、青春期のわたしはとても衝撃を受けたんです。その写真に添えられていた藤原新也のことばにまたぎくり。そこには「ニンゲンは犬に食われるほど自由だ」とあった。あれは凄いインパクトだったなあ。東京に...
写真家・藤原新也のインド写真集。川のほとりで死んだ人間を野犬が食べているさまを写した写真に、青春期のわたしはとても衝撃を受けたんです。その写真に添えられていた藤原新也のことばにまたぎくり。そこには「ニンゲンは犬に食われるほど自由だ」とあった。あれは凄いインパクトだったなあ。東京に出てきて間もなく出会ったこの本、この本のおかげで、自らの足で踏みだすことの怖さから、一歩抜け出した、そんな記憶があります。(虔十の会・坂田昌子)
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日本・インド・チベット・・・藤原新也の写真は、夢の中の映像のように心の中にダイレクトに伝わり、どこか懐かしい。そこに添えられた大きなフォントの言葉は、広告のコピーのようで、今見るとあざとい感じもしなくはないが。
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【これから本】 メッセージは「死を想え」。 何枚かの写真と、 いくつかの短いメッセージ。 「ニンゲンは犬に食われるほど自由だ」 ヒトの死体を食う野犬の写真を見て、何を想う。
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『死を想え』死は生の前提である。そこから始まることも、学ぶことも多いはず。少し宗教じみている感もあるけど、少しドロドロとして重い感もあるけど、そこには少なからず本当のことが書かれているはず。
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高校生の時に読んだ時の感想と、今現在見るのでは、多分違う事を思ったり感じたりする本。その時の気分、と言うのもあるけれど、多分いろいろな事を知って、賢くなったり、愚かになったり、卑怯になったり優しくなったりした分だけ、知った分だけ、醜くも美しく感じたり、気持ち悪くなったりするのでは...
高校生の時に読んだ時の感想と、今現在見るのでは、多分違う事を思ったり感じたりする本。その時の気分、と言うのもあるけれど、多分いろいろな事を知って、賢くなったり、愚かになったり、卑怯になったり優しくなったりした分だけ、知った分だけ、醜くも美しく感じたり、気持ち悪くなったりするのではないかと思う。 私は初めとても怖かった。宗教観の違いが迫ってくるようで怖かった。
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濃い本です。ズシリと響きます。メメント・モリとは「死を想え」の意。また年とってから読みたい本の一冊。
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最初の期待値が高かっただけに、思っていたほどの衝撃は受けなかった。でも、写真集としてはとてもセンスがいいと思う。写真についている詩は、気のきいたものもあるけれど、あまり、良いと思った詩はなかった。いくつかの国で撮った写真があるなか、インドの、ガンジス川流域の写真は一番、テーマにも...
最初の期待値が高かっただけに、思っていたほどの衝撃は受けなかった。でも、写真集としてはとてもセンスがいいと思う。写真についている詩は、気のきいたものもあるけれど、あまり、良いと思った詩はなかった。いくつかの国で撮った写真があるなか、インドの、ガンジス川流域の写真は一番、テーマにもふさわしく、いい写真が多いと思った。
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読んでいくうちに少し怖くなってくる。 自分がいるのは、こんな世界なのかと、怖くなって、鳥肌がたつ。 でも、自分が生きているのは、こんなに美しい世界なのかとも思う。 自分が見ているのは、本当に世界の一部なのだということを実感する。 怖くて、何回も読む気にはなれないけど、唐突に読みた...
読んでいくうちに少し怖くなってくる。 自分がいるのは、こんな世界なのかと、怖くなって、鳥肌がたつ。 でも、自分が生きているのは、こんなに美しい世界なのかとも思う。 自分が見ているのは、本当に世界の一部なのだということを実感する。 怖くて、何回も読む気にはなれないけど、唐突に読みたくなるときがある。
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どういうきっかけでこの本を手にとったか、なぜこれを買おうと思ったのか、 今となってはよく分からない。 最初読んだ時はあまりにも生々しい写真に恐怖を感じ、初めて身近な人の死を経験した時には恐怖ではない何かを感じた。 恐怖ではない何かが何なのか・・・ それを知るには僕はまだ死を知ら...
どういうきっかけでこの本を手にとったか、なぜこれを買おうと思ったのか、 今となってはよく分からない。 最初読んだ時はあまりにも生々しい写真に恐怖を感じ、初めて身近な人の死を経験した時には恐怖ではない何かを感じた。 恐怖ではない何かが何なのか・・・ それを知るには僕はまだ死を知らなさすぎるし、それが幸せなことなのか不幸せなことなのかもわからない。 ただ、漠然と「生きなければ」という感情が湧いてきた。
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どきっとする本。目をふせたくなる時もあるけど見なきゃいけないって思う。いつも心の根っこに置いて忘れずにおきたい。
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